【特集】 驚愕的中国旅行術  
2007.07.23
北京の胡同に三輪車の長い隊列赤い灯青い灯が什刹海に映る煙袋斜街を外国人がかっぽ
成田 勝
 
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石畳の南鑼鼓巷を懐かしい三輪オートバイが行く。

南鑼鼓巷は四合院の基本色灰色に塗られている。
 
 南鑼鼓巷は北京の旧市街観光のスポットとして注目されはじめ、日航のパックツアーにもオプションとして組み込まれた。故宮の北にある平安大道(旧地安門東大街)から鼓楼東大街へ南北に抜ける通りがそれだ。道の左右(東西)に胡同が走り四合院が連なっている。街の再整備計画で通りには石畳が敷かれ、四合院を改造した洒落たカフエやレストラン、ショップなどが次々と開店して、外国人観光客や北京の若者を呼び寄せた。巷のリニューアルは成功したようだ。
 
 
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胡同の上空を鳩が飛び交う
朝早く鳩の群れが四合院から放たれて、胡同の細長い空を横切ったり、通り抜けたり、切り裂くように飛び交う。朝の光りに包まれて鳩の飛翔を眺めるのは爽快な気分だ。最近は飼う人が減ったのだろうか、鳩の群れが心なしか少なかった。街の中心にある鼓楼か鐘楼に登って、胡同の織りなす瓦屋根を見渡しながら、この北京の風物詩を楽しみたい。
 
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街で犬の散歩に出会うのはめずらしい。
雑貨屋の店先の文字通りの招き猫。
 
 石畳を気分よさそうに犬と散歩するおばさんに出会った。北京で犬に出会うことはめったにないので、思わず犬に声を掛けてみた。
 北京の旧市街では犬の飼育は小型犬に制限されている。飼育可能な犬の絵入り掲示板を故宮脇の南長街で見たことがあった。5年前知人が一人っ子の息子が独立した寂しさを補うためにチワワを飼った。犬の登録料は非常に高く5千元で、誰もが飼えるという金額ではなかった。現在は2千元に下がり飼う人が増えたらしい。四合院の壁に南鑼鼓巷の犬の飼い主と犬種の掲示板を居民委員会が出していた。
  店先を覗き込みながら歩いていたら、雑貨店の入口に猫が招き猫のように辺りを睨んでいた。長いこと中国へ出かけていたが、猫をまともに見たのは初めてだった。

 

 
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小学校の下校時間は出迎えが賑やかだ。

 昼下がりの胡同に大勢の人が集まって来る。小学校の下校時間に親が迎えに来ているのだ。子供たちが校門を出てくると親が駆け寄って行く。両親は一人っ子政策のために子供の教育に熱心だ。老後の生活が子供のできにかかっている。中国は科挙の昔から今でも厳しい学歴社会なのだ。ゆとり教育などとなまやさしくはない。進学に有利な小学校へ通よわせ、あらゆる手段を講じて全寮制のナンバー中学校に入り、北京大や精華大などに合格するのが親の夢なのだ。
 
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