そら飛ぶ庭
   

介護日記
 
2014.4.14 

Diary of Country Life
Nursing of My Parents

母の七回忌

安西水丸氏死去

庭に草花咲く

大島  一洋 

ボケ
どうだんつつじ

■大掃除
 
 白内障の手術をしたら、よく見えるようになったはいいが、家の中の汚れやごみが気になってしかたない。それでシルバーさんを頼み、大掃除をした。トイレのタイルや便器も雑巾で拭いてもらった。どうにか落ち着いたが、またすぐ汚れるだろう。独居でたいして動いてないのに、どこからかごみは舞い込んでくる。

■目の検診

 3月4日、午前10時に県立多治見病院で白内障手術後の検査。順調で異常はないので、次は6月3日に来ればいいと言われる。眩しさやシバシバは1年くらいたたないと治らないようだ。
 午後、多治見駅発のバスで「生楽館」へ。父は元気で、持っていった饅頭をうまそうに食べた。介護師から父の半袖下着がぼろぼろになってしまったから、新しいのを用意してくれとの要望。
 帰宅して父のタンスから5枚の下着を出し、名前を記入して「生楽館」へ宅急便で送った。

「アララギ」を読む父
沈丁花

■寒い3月

 今年の3月はいつもより寒い気がする。こたつに入って、マフラーと手袋をして、本や雑誌を読んでいる。

■黙祷

 3月11日午後2時46分。サイレンが鳴ったので、廊下で黙祷1分。東日本大震災から3年たった。どんな状況か確かめに行ってみたいが、時間的にも気分的にもできないでいる。父が生きているうちは無理だろう。

少女ばかま

袋草


■天神さま

 旭ヶ丘伏見稲荷天神祭を見にいく。我が家から坂道を登ってすぐだ。京都の伏見神社から正式に分祠してもらったとか。赤い旗に自分の名前を書いてもらう。3000円。5月に出す予定の本が売れるようにと祈願。

旭ヶ丘伏見稲荷神社
旗に名前を入れて商売繁盛祈願

狐稲荷像


■七回忌

 今年は母の七回忌。本来なら命日の1月18日前後に行なうのだが、寒いのでお彼岸の3月20日にすることにした。前日の19日、打越の墓掃除にいった。落葉が少しある程度で、熊手を使ってかき集めた。墓石を雑巾で拭き、花を活けた。夕方、史洋夫婦と八王子の従兄弟がきて「プラザホテル栄」にチェックインした。「いちふみ」という居酒屋で夕食。「にしの」でカラオケ。9時半解散。
 20日、雨の中、東円寺まで歩く。豊川にいる従兄弟は当日車できた。午前10時に5人全員集まる。七回忌なので、孫には声をかけず、大人だけで、しかも平服で行なった。
 10時半から本堂で坊さんの読経と焼香。新しい卒塔婆をいただき、坂道の下で待っていた料亭「駒」のバスに乗る。打越の墓でみんな降り、線香をあげた。「駒」で昼食会。引き出物は菊ごぼうと栗納豆のセット。
 午後1時過ぎに終了し、豊川の従兄弟は車で帰り、他は中津川駅までバスで送ってもらう。全員帰京した。ずっと雨だった。
 帰宅して精算してみると、マイナス2035円だった。うまくおさまった。

水仙

ヒメオドリコソウ

■訃報

 3月25日、安西水丸氏死去。71歳。脳出血。親友だった嵐山光三郎氏が「週刊朝日」に痛恨の悼辞を書いていた。自分は一緒に仕事したことはなかったが、嵐山さんを通じて知り合いではあった。71歳は若すぎる死だ。

■「生楽館」

 4月から消費税が8%になるため、老人ホームの諸経費がアップするリストを受け取る。
ひとつひとつは少なく見えるが合計すると、月に約3500円高くなる。交通費も上がるだろうから、だんだん辛くなっていく。

車椅子の父

■庭の花

 玄関わきの庭に、少女ばかま、カタクリの花が咲いた。母が植えたものだが、何の手入れもしていないのに、毎年ちゃんと花ひらく。根が残っているのだ。植物は強い。

カタクリの花


 今月は、母の七回忌がテーマだった。十三回忌はやらないつもりでいる。自分の体のほうが心配になってきた。         



                                                               (次回へつづく)



大島 一洋  (おおしま・いちよう)
1943年岐阜県中津川市生まれ。早稲田大学第一文学部美術専修科卒。
大和書房を経て、平凡出版(現マガジンハウス)に中途入社。「週刊平凡」「平凡パンチ」「ダカーポ」「鳩よ!」などの雑誌および書籍編集にたずさわり、2005年定年退職。現在はフリー編集者&ライター。著書に『芸術とスキャンダルの間』(講談社現代新書)。
 
 
 
 


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