そら飛ぶ庭
   

介護日記
 
2014.2.12 

Diary of Country Life
Nursing of My Parents

十日市の賑わい

父、精神科受診

自分、白内障手術

大島  一洋 

「生楽館」の門松
葉牡丹

■正月競馬
 
 元旦恒例の競馬。恵那に笠松と名古屋競馬の場外馬券売り場があり、同級生の柘植、高木、熊崎と自分の4人で午前10時に行く。11レース買って8レース的中したが、トリガミが多く、マイナス1万円。まあ、いいほうだ。午後から混んできた。
 夕方5時から、柘植宅で宴会。かに鍋をご馳走になる。

出初式の消防団郡列

■初詣

 3日、一人で中川神社まで歩き、初詣。昨年までは平気だったのに、今年は階段を上るのに、途中で休んだ。疲れた。年をとったのだと思う。

初詣した中川神社

■十日市

 この町で最も賑わう祭日。籤を引く人が朝早くから並んでいるらしい。一番籤を引くために徹夜で並ぶ常連もいるとか。自分が出かけたのは午前11時ころだったが、300メートルくらい列ができていた。自分は籤に興味はないので、神殿の脇から賽銭を投げ、お参りし、古いお守りやお札を焼いてもらう。

「十日市」の西宮神社

「十日市」の行列


■淡路恵子死去

 食堂ガン。80歳。昔、彼女が萬屋錦之介と再婚したとき取材したが、彼女の豊満な肉体、特にお尻の大きさに驚いた記憶がある。目が離せない体だった。カメラマンが執拗に巨尻を撮っていた。

■ニコール・キッドマン

 『文藝春秋』に連載している芝山幹郎氏の「スターは楽し」に刺激されて、ニコール・キッドマンの映画「誘う女」「ペーパーボーイ」を見た。両方とも依然見たことがあるが、ニコール・キッドマンを意識したことはなかった。芝山氏が言う通り、彼女はビッチ役が似合う。「めぐりあう時間たち」で賞は取ったが、ああいう暗い役はキッドマンらしくない。

中津川市の花・
さらさどうだんのレリーフ
中津川市の木・
こうやまきのレリーフ

■あまちゃん

 DVDでFGHIを見た。一本見るのに3時間だから二日がかりだった。宮藤官九郎の才能に、改めて驚く。編集もうまい。宮本信子が倒れたところまで。あとはいつ出るのだろうか。

 

■寒中見舞

 寒中見舞を100枚書いた。母が亡くなってからは、父がいつ死ぬかわからないので、すべて寒中見舞にしている。年賀状の返事だが、年々数が減っていく。

■父の状態

 正月2日に「生楽館」に行くと、父はテレビで箱根駅伝を見ていた。父は自宅にいるころからマラソン中継が好きだった。

箱根駅伝をテレビで見る父

 父宛に届いた年賀状を渡すと、100歳のお祝いが書いてあったのだろう、「俺は本当に100歳か」と聞く。とぼけている感じはないので、自分が100歳であることを忘れているようだ。

老人ホームの餅つき大会
餅を食べる父

 ケアマネージャーによると、トイレ以外で排尿、排便したり、食事中、突然立ち上がって排尿しようとするらしい。一度、県立多治見病院の精神科で診てもらおうと思うがどうか、と聞かれたので了解する。
 1月21日午前9時半、県立病院の精神科の診察に立ち会う。医師の前で、父に「僕のこと誰かわかっとるか」と聞くと「そんなもん、わかっとる」と言うので「名前を言ってみて」と問うと「大島一洋や」と、ちゃんと答えた。身内の名前を忘れるのが認知症がひどくなる前兆なので、父はまだ大丈夫と診断されたようだ。
 処方された薬は「セロクエル」というもので、調べると劇薬扱いだった。薬が効いたのか、奇行はなくなったが、眠いらしく、寝てばかりいる。食事は100パーセント食べているから、寝て食うだけの生活になってしまったようだ。

時計を合わせる父

■白内障手術

 県立多治見病院の眼科で白内障の手術を受けることになった。中津川市民病院では、肉親が立ち会わなくては手術できないと言われたが、県立多治見病院では友人の立ち会いでもいいとのことだったので、病院を変えた。
 昨年から手続きや検査があって、1月27日(月)から30日(木)まで3泊4日入院と決まった。
 入院初日は入浴。二日目午後3時半、左目の手術。痛くはないが、拷問を受けているような感じだった。手術時間は20分くらいか。三日目夕方5時、右目の手術。前日の手術でわかっていたので、怖くはなかった。

白内障手術で安静

 四日目朝退院。困ったことは、夜眠れないこと。9時消灯で翌朝6時まで、テレビを見たり、携帯ラジオを聴いたりして時間をつぶしたが、結局眠れたのは朝がた4時間くらい。
 手術の結果は素晴らしい。世の中の風景が変わって見える。ただし、アフターケアが大事で、完治するのに3か月くらいかかるらしい。眩しいので、ずっとサングラスをかけている。目薬をさすのも、一日4回とけっこう大変。

白内障の目薬セット

今月は、白内障の手術が目玉だった。         



                                                               (次回へつづく)



大島 一洋  (おおしま・いちよう)
1943年岐阜県中津川市生まれ。早稲田大学第一文学部美術専修科卒。
大和書房を経て、平凡出版(現マガジンハウス)に中途入社。「週刊平凡」「平凡パンチ」「ダカーポ」「鳩よ!」などの雑誌および書籍編集にたずさわり、2005年定年退職。現在はフリー編集者&ライター。著書に『芸術とスキャンダルの間』(講談社現代新書)。
 
 
 
 


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