そら飛ぶ庭
   

介護日記
 
2013.12.10 

Diary of Country Life
Nursing of My Parents

村上春樹の短編

多治見県立病院

父、余命1年に延びる

大島  一洋 

もみじ
アゼリア

■こたつ
 
 月一度掃除を頼んでいるシルバーさんが来た日、自室のこたつ板を二人で、よいしょと
どかし、押入れからこたつ布団を出してかけた。パソコンなどが載っているこたつ板を元にもどして完了。これで温いこたつに入れる。

■楽天優勝

 プロ野球は楽天が優勝した。これは東北にとっては素晴らしい贈り物だったが、自分は星野監督が嫌いである。阪神のときもそうだったが、野村克也が下地を作ったあとに行って、いい目をしている。マー君だって、育てたのは野村だ。
 星野がよかったのは、現役時代だけ。

プリムラ・ポリアンサ
ピンポンマーム

■坊っちゃん文学賞

 父のことが心配だったので、自分は松山市で行なわれた最終選考会に出席できなかったが、一次選考で自分が予想した作品が大賞を受賞した。満足。

■『文藝春秋』12月号

  村上春樹の短編が掲載されている。これは珍しいことだ。文春内部の人事異動のせいかなと思う。それにしても、村上春樹は思いつきを小説にするのがうまい。胸の大きい不美人の女を自家用車の運転手に雇った老優が、美人妻の不倫を運転手に告白する話。妻の不倫を語ることで、運転手を口説いているともとれる。奇妙な味。
 一番面白かったのは「貴乃花×武蔵丸」の対談。このライバルは相撲の話をするのは初めてらしい。例の貴乃花が膝に怪我をしながら、優勝決定戦で武蔵丸に勝ち、時の小泉首相に「感動した」と言わせた相撲の裏話など初めて知った。この二人は相撲協会の改革を真剣に考えている。期待できる。

さざんか

■九州場所

 大相撲九州場所は、稀勢の里が両横綱に勝った。強いのに序盤で格下に二つ星を落としている。どうも気が小さいのか、頭が悪いのか、優勝できない。ずっとファンなので苛々する。来場所は優勝してほしい。
 豪栄道も応援していたが、今場所は目も当てられない。引き落としばかりで相撲が姑息だ。大関になれる器ではなさそうだ。

■ストーブ

 ついに台所に灯油ストーブを出した。朝晩は寒くなってきた。「吉田米店」(灯油も売っている)に灯油2缶注文すると、昨年の倍近くに値上がりしていた。

つる薔薇

デンファレ


■島倉千代子

 11月9日、肝臓ガンで死去。75歳。彼女の歌をカラオケで歌おうとしたが、一曲も歌えず。知っているようで、歌ったことがなかったのだ。彼女と細木数子の関係を書いたのは『週刊新潮』だけ。当時、芸能マスコミはみんな知っていたのに。

■白内障

 市民病院眼科で白内障の手術をしようとしたら、打ち合わせと手術に肉親の立ち会いが必要と言われた。中津川に自分の肉親は一人もいないので、多治見県立病院へ紹介状を書いてもらって移ることにした。多治見県立病院は保護者の署名があれば、友人の立ち会いでも手術可能と聞いた。

庭の柚子
赤い菊

■多治見県立病院

 11月20日、午前9時半、多治見県立病院で受付。母が死ぬ直前に運びこまれた病院だ。外見は変わりなかったが、内部はかなり改装されてきれいになっていた。
 眼科に市民病院の紹介状を出す。検査がいくつもあって、結局、手術は来年1月27日から30日まで3泊4日と決まる。
 支払いが終わるまでに3時間かかっていた。タクシーで多治見駅へ戻り、サンドイッチの昼食後、午後1時10分のバスで「生楽館」へ。父は元気だった。

風船で遊ぶ父

 母の七回忌のことがあるので、一階の総合センターで看護師長に、父はいったいいつまで生きられそうですか、と聞く。「わかりませんが、ガンの数値も下がっているし、食欲もあるから、あと1年くらいは―――」とのこと。
 母の命日は1月18日なので、本来なら1月中に行うべきだが、寒いのでお寺と相談し、お彼岸の3月20日と決める。


ベッドで冊子を読む父
喪中はがきを見る父

■肘痛

 寒さのせいか、肘が痛くなってきた。原因は頸椎のずれにあることはわかっているが、念のため「つねだ医院」へいった。肘と頚椎のレントゲン写真を撮ったが、医者の説明がよくわからない。たいしたことないことはわかったが。リハビリ室で首つり上げ、肘に電気、最後に肘と肩に注射だった。全部で2時間。

 

■消火器

  消防署が消火器を調べてくれるというので、14区のクラブへ台所の消火器を持っていった。なんと我が家の消火器は18年もたっていた。新品を買う。4500円。古いのを引き取って処分してもらうのに2000円。合計6500円もかかった。

■傲慢なやつら

 みのもんた、猪瀬直樹。以前からこの傲慢な顔つきが気にいらなかった。ことに猪瀬直樹は、顎を突き上げて怒鳴りちらす不遜な態度が嫌いだった。とにかく目障りだから消えてほしい。
 それにしても、楽天の星野監督もそうだが、傲慢な男の妻はなぜ早く死んでしまうのだろうか。

茶屋坂の紅葉

 今月の主な出来事は、眼科を市民病院から多治見県立病院に変更し、白内障の手術の日取りが決まったことだ。来年の話だが。            



                                                               (次回へつづく)


大島 一洋  (おおしま・いちよう)
1943年岐阜県中津川市生まれ。早稲田大学第一文学部美術専修科卒。
大和書房を経て、平凡出版(現マガジンハウス)に中途入社。「週刊平凡」「平凡パンチ」「ダカーポ」「鳩よ!」などの雑誌および書籍編集にたずさわり、2005年定年退職。現在はフリー編集者&ライター。著書に『芸術とスキャンダルの間』(講談社現代新書)。
 
 
 
 


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