そら飛ぶ庭
   

介護日記
 
2013.11.12 

Diary of Country Life
Nursing of My Parents

畑の柿、80個実る

藤圭子と沢木耕太郎

自分、ガンマGTP上がる

大島  一洋 

薔薇がいっぱい
リップグリーン

■「あまちゃん」
 
 テレビでは一度も見られなかったが、DVDが出た。「三洋堂」で借りて、第4話まで見る。6時間。非常によくできていて面白い。続きが楽しみ。

 

■ノーベル文学賞

 今年のノーベル文学賞は、カナダの女性作家、アリス・マンロー。たまたま村上春樹編訳の『恋しくて』を読んでいたら、「ジャック・ランダ・ホテル」というアリス・マンローの短編が入っていた。これは皮肉か、来年は春樹だよという暗示か。
 アリス・マンローは80歳を超える作家だが、短編小説の女王と呼ばれ、いろんな賞を受賞している。新潮クレスト・ブックスに『イラクサ』があったので、さっそく取り寄せて読んでいる。

綿の木

■『流星ひとつ』

 ついに出たかという印象だ。藤圭子が引退したとき、沢木耕太郎がロング・インタビューをしているという話を聞いていた。新宿ゴールデン街で二人が飲んでいることも知っていた。ところが、このインタビュー本は当時刊行されなかった。ニューヨークで藤圭子と待ち合わせた沢木が、すっぽかしたという噂もあった。
 それが、藤圭子が自殺したため、陽の目を見ることになった。すべて藤と沢木の会話だけで構成されたノンフィクションである。懐かしい名前がいっぱい出てきた。藤圭子担当だった自分が知っていて書いてない(わざとだろう)こともあるが、知らないこともかなりあった。
 やがて『アサヒ芸能』が藤と沢木の当時の関係を疑う特集を組んだ。藤圭子が自殺したとき、他の週刊誌は、沢木のことに触れなかった。大手出版社は沢木の本を出版したり、連載を持っているから遠慮したのだ。『アサヒ芸能』は徳間書店だから、沢木とはあまり関係ないから特集をしたのだろう。この記事のなかで、沢木は藤との関係を「お互いに好意を抱いていたことは確か」とだけしかコメントしていない。
 沢木の取材は丁寧だし、態度も真摯だが、運がいいというか、商売がうまいという感じは昔からあった。

 

■柿、豊作

 庭の柿の木が、異常な豊作である。それほど大きな木でもないのに80個も実を付けた。あちこちへ配り、弟の所へも宅急便で送った。固いが甘くて喜ばれる。

赤くなってきた我が家の柿

実った柿。今年は豊作


■80歳

 10月19日。中津高校の男子だけの同窓会が「木曽路」という店で開かれた。18人集まる。乾杯の音頭をとらされた自分は挨拶で、以下のように述べた。
「古稀を迎えた我々は、あと何年生きられるか。男子の平均寿命から考えて、あと10年、80歳くらいがポイントだろう。東京五輪には間に合うが、リニア新幹線はほぼ無理」
 すると翌日、コラムニスト・天野祐吉が80歳で死去のニュース。やっぱり80歳が目途かと思った。ただ、彼は30歳も年下の女性と結婚したから、それを妬んで4月に亡くなったS女に引っ張られたか、と不埒な考えも……。

つくばね
ペチュニア

■マレットゴルフ大会

 10月27日。14区クラブのマレットゴルフ大会。16人参加。全然練習してないので、スコアは139(パー144)とひどい。ワンオンしてもパットを5つも叩いてしまう。だが、もっとひどい人がいたらしく、自分は8位で「真ん中賞」(入浴剤)をもらった。

マレットゴルフをする

■血液検査

 可知医院で、5か月ぶりに血液検査をした。結果は数値が上がっていた。ガンマGTP457、中性脂肪415で、前回より100ずつ高い。だがGOT、GTPは基準値以内なので、けっこう我慢して飲んできたことがわかる。晩酌はしないし、外出しないときは夜10時から缶ビール2本と焼酎の水割り2杯だけだ。「無尽」など、夕方から飲まざるをえない日があるので、それが足を引っ張っているのかもしれない。入院でもしないかぎり休肝日はつくれない。アル中までいかないが、極度のアルコール依存症であることは間違いないだろう。摂取アルコール量を減らす方策を考える。

 
せいだかあわだち草

■秘密保護法案

 とんでもない法律が通りそうだ。安倍晋三は自衛隊員たちへの訓示で「座して平和は得られない」と言っている。現在、日本はじゅうぶん平和だ。よほど戦争がしたいらしい。
 この法案は、拡大解釈されると、戦前の治安維持法になる。若いひとたちが可哀そうだ。小説「図書館戦争」は現実に起こりうるぞ。断固阻止、と懐かしい言葉が浮かぶ。

菊が満開
フォーチュンベコニア

■生楽館

 父への面会は、毎週水曜日。月に4回だが、父には曜日や日にちがわからないので、毎日自分が来ているように思っている気配がある。先月、満百歳の誕生日を迎えたことも覚えていない。
 奇行はおむつを便器に突っ込むことが度々あるらしいが、看護師や介護師にとっては、扱いやすい老人のようだ。
 毎回、饅頭を一個持っていくが、それを食べるときの父は、ほんとうに嬉しそうな顔をする。その笑顔を見るのが楽しみだ。

髭を剃る父
車椅子の父

今月は大きな出来事はなかった。だんだん寒くなってきた。こたつを入れ、寝具には電気シーツを敷いた。

かぼちゃお化け
            


                                                               (次回へつづく)


大島 一洋  (おおしま・いちよう)
1943年岐阜県中津川市生まれ。早稲田大学第一文学部美術専修科卒。
大和書房を経て、平凡出版(現マガジンハウス)に中途入社。「週刊平凡」「平凡パンチ」「ダカーポ」「鳩よ!」などの雑誌および書籍編集にたずさわり、2005年定年退職。現在はフリー編集者&ライター。著書に『芸術とスキャンダルの間』(講談社現代新書)。
 
 
 
 


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