そら飛ぶ庭
   

介護日記
 
2012.12.11 

Diary of Country Life
Nursing of My Parents

マレットゴルフに夢中

母の日記見つかる

父の履歴調べる

大島  一洋 

茶屋坂の紅葉

■夕食について
 
 朝食は、納豆&卵かけごはん、もずく酢、里芋煮(あるいは、ひじき煮)、トマト&きゅうりサラダ、味のり、果物(柿かキウイ)、ほうじ茶、と決まっているが、夕食を何にするかいつも困る。基本的に外食はしないので、家で食べられるものを考えなければならない。
 そんなとき、「スマイル」というスーパーで売っている298円の弁当を教えられた。安いのにちゃんとした弁当だ。中身は、鮭焼、卵焼、ちくわの天ぷら、うま煮(ごぼう、こんにゃく、人参)、鶏のから揚げ、のりを敷いたごはんである。電子レンジで温める。これがけっこう美味しくて癖になった。が、さすが毎日では飽きる。

「スマイル」弁当 これで298円

 ほかに、「アピタ」内の寿司屋で、ねぎとろ巻か太巻き&稲荷寿司を買うことも多い。または、いか天と野菜のかき揚げを買い、そばの上に載せて食べることもある。だいたいがこのパターン。これにヨーグルトとサラダと果物。晩酌はしない。
 たまの外食は、多治見へ父の面会に行った日。疲れて夕食を準備する気がしないので「はま」という居酒屋でウーロン茶を飲みながら、さんまの塩焼、まぐろ刺身、湯豆腐などを食べる。

いちょうの葉

■酒場

 現在、禁酒中だが、日曜日と火曜日の夜9時から10時まで、1時間だけ酒場に出かけ、ビール1本と薄い焼酎のお湯割りを飲んでいる。今、血液検査をすれば、少しは数値が下がっていると思うが、年末にかけて宴会の予定が多い。できるだけ控えるつもりだが、数値が上がることは確かなので、検査は来年することにした。
 昼間、買い物から帰ってくると、パジャマとジャージーに着替え、ずっと読書か原稿書きかDVDで映画を見ている。だからほとんど誰とも口をきかない日がある。それが平気になってきた。まさか引きこもりじゃないだろうな。


 

■マレットゴルフ

 友達に誘われれば、必ずマレットゴルフに行く。東町地区の大会にも参加した。スコアもだんだん良くなっていく。36ホール、パア144のコースで130台で回れるようになった。なんとか120台にしたい。上手な人は100以下である。坂本の二軒屋というコースを熟知していることもあるが、オンしてからのパット数が少ないのだ。自分はこのパットがなかなか決められない。ホールの周囲がすり鉢状に盛り上がっているため、きっちり狙わないと反対側へ流れてしまう。
 女性でもいいスコアで上がる人もいるから、力の問題ではない。ボールの芯にきちんとスティックが当たるかどうかである。ことに上り坂のコース。一打で頂上まで持っていこうと、力まかせに打つとダフルかスライスしてOBになってしまう。中学時代の先輩が98で回ったのを見たが、ミスが一つもない。これは驚異だった。

古い金物屋の看板


■母の日記

 廊下の一番奥に母の使っていた机を見つけた。おむつの籠やポータブルトイレが邪魔になっていて、今までその存在に気が付かなかった。引き出しから母の克明な日記が出てきた。昭和17年に父と結婚したときに始まり、平成11年12月31日で終わっている。 これは今書いている原稿の参考になる。
 また、市役所の学校教育課に行って、父の履歴を調べた。こういうものが存在することを教えてくれたのは父である。父が師範学校を卒業して教師になってから、どこの学校に赴任、あるいは転勤したか、定年退職するまですべて記されている。個人情報だから、誰でも見られるわけではなく、息子だから見せてくれたのだ。これも原稿書きに役立つ。

 
 

■生楽館

 毎週水曜日に多治見の「生楽館」へ父の様子を見に行っている。食欲もあり、体調は変わらずよさそうだが、ときどきトンチンカンなことを言うので話が見えない。老人ホームを病院か自宅と錯覚していることがある。
文字を書くことも読むことも止めてしまった。自分が持っていく饅頭を嬉しそうに食べる。それだけが楽しみのようだ。

饅頭を食べる父

■庭の柚子
 
 今年も庭の柚子がたわわに実をつけた。こぶりだが100個は生っている。もがないと腐って落ちてしまうし、来年の実が減る。柚子の木はトゲがあるので、軍手をはめて取る。冬至はまだ先だが、どんどん取って近所や友人たちに配っている。

庭の柚子

 今月は原稿書きに集中したので、あまり書くことがない。
急に寒くなってきた。

                                                                  (次回へつづく)


大島 一洋  (おおしま・いちよう)
1943年岐阜県中津川市生まれ。早稲田大学第一文学部美術専修科卒。
大和書房を経て、平凡出版(現マガジンハウス)に中途入社。「週刊平凡」「平凡パンチ」「ダカーポ」「鳩よ!」などの雑誌および書籍編集にたずさわり、2005年定年退職。現在はフリー編集者&ライター。著書に『芸術とスキャンダルの間』(講談社現代新書)。
 
 
 
 


トップページ会社紹介著作権についてお問い合せ
Copyright (c) Flying Garden Rights Reserved.