2007.05.28
Vol.4 2006年 弟との交替介護に父 不快感示す「 あんたなんかに、 ツベコベ言われんでもええわ 」 と母怒る 一人さみしい大晦日
大島 一洋
 
1月1日(月) 晴
 

 午前7時15分起床。父と母はまだ寝ていた。元旦の朝だから寝かせておいて、お湯を沸かしてポットに入れ、お節料理や漬物を三つの器に取り分ける。父が起きてきて、大根を擦り始めた。雑煮は父が作ったが失敗。使った鍋が小さすぎて水分が足りなかった。二人分しか作ったことがないのに、同じ鍋で三人分作ったからだ。味は悪くなかった。みそ出汁に里芋と餅と鰹節だけという大島家伝統の単純雑煮。
 母に「おめでとう」と言うと「なにが、めでたいのやね」と返事。「お正月や」「きょう、正月かね?」「そう」「ふーん、また歳とるだけや」
 午前10時、熊崎が迎えに来て、高木、柘植を拾って恵那にある笠松競馬の場外馬券売り場へ。馬券を買うのは久し振り。ローカル競馬は固いので、人気薄の三着がらみを狙って5頭3連単ボックス買い。第1、第2レース的中も、固くおさまってトリガミ(当たってもマイナス)。午後のレースの前売りを買い、熊崎に自宅まで送ってもらう。すぐ昼食準備。せわしない。
 午後、ぶらぶら歩いて西宮神社へ初詣。午後なので人出は少なかった。父と母は、もう何年も初詣に行ったことはないという。「めんどうなだけや」と父。
 夕食は、東京から届いたおでんセット。鍋に入れて煮るだけ。

 6時のニュースを見て自室へ。明日のメニューをメモしたあと、原稿書き。BGMはドビッシー。
 
 
1月2日(火) 曇
 

 畑から大根を3本抜いて洗う。庭の隅にある洗い場は氷がはっていた。水が冷たくて、手が痺れる。
 夕食は、父が三日前に作った里芋、糸こぶ、こんにゃく、油揚の煮物を煮なおして食べる。あとはお節料理とみそ汁。

 夜、原稿書き。正月でも生活は何も変わらない。

 
1月3日(水) 晴
 
喫茶店「かわらや」
 

 午前10時、熊崎のクルマで落合の「かわらや」という喫茶店へ。スポーツ新聞で元旦の笠松競馬場外で買った前売り馬券の結果を調べる。熊崎が5670円の中穴を的中していた。自分はハズレ。
 東京から年賀状が転送されて来た。定年退職したせいで、年々枚数が減っていく。
 夕食はキムチ鍋。お節の重箱を一段に整理する。

 夜、原稿書き。BGMにモーツァルト。
 
1月4日(木) 晴
 
喫茶店「木漏れ日」
 

 年明け最初の生ごみの日。道路へ出す。
 午後、喫茶「木洩れ日」でコーヒー。この町は個人経営の喫茶店が非常に多い。スタバやドトールは一軒もない。コーヒーの値段は350円から400円。ほとんどの店がプリペイドで10回分払うと、1回分タダになるシステム。常連客ばかり。
 帰宅して茶の間を覗く。父は年賀状の返事書き。母は寝ていた。
 今日からヘルパーさんが来てくれる。夕食はぶり大根、かぼちゃ煮、吸物(ねぎ、ふ、おぼろこぶ)、お節の残り、漬物、りんご。

 夜、溜まった雑誌をまとめ読み。BGMにバルトークの弦楽四重奏。昔は好きだったが、今は重い。モーツァルトに替える。
 
 
1月7日(日) 雪
 
20センチ積もった雪
 

 朝起きると雪だった。どんどん降っている。大雪になりそうな気配。熊崎に電話して、郊外にある「カーマ」という大型雑貨店へ連れていってもらい、柄の長い雪かき用具を買う。「梅の木」という喫茶店で熊崎とコーヒー。
 午後、雪かき。20センチくらい積もった。
 明日、弟・史洋が来るので、和室にふとんを敷く。
 夕食後、茶の間でテレビのニュースを見ていると、自分の息子(次男)から父あてに電話。おじいちゃんへ新年の挨拶。父親である自分には全然連絡をしてこないのに、おじいちゃんには電話してくる。父母には孫が6人、ひ孫が4人いる。

 夜、原稿書き。
 
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