そら飛ぶ庭
   

介護日記
 
2010.7.5 

Diary of Country Life
Nursing of My Parents

父、梅干を漬ける

父、夜更かしになる

自分、読書力落ちる

大島  一洋 

グラジオラス

57歳に見える

6月1日(火)晴
 誕生日。67歳になってしまった。食後の仮眠中に次男・現と東京の知人からお祝いメール届く。
 午後、十六銀行から5月分のシルバー料金1万3000円振り込む。「夢」 へ。熱36度8分。血圧127−68。脈拍97。「アピタ」で買い物して2時帰宅。父が「アピタ」へ行くといって出かけたので、留守中に寝室、茶の間 、廊下に掃除機をかける。
 夕方まで『週刊朝日』を読む。
 ヘルパーさんに67歳になったと教えると「えっ、そんな歳に見えませんよ。57歳でも通ると思いますよ」とお世辞を言われた。
 父が「アピタ」でテーブルクロスを買ってきたので、夕食後古いのと交換。 古いのはブルーだが汚れてしまっている。新しいのは薄い茶色。「汚れが目立たなくてええやろ」と父。
 夜、「田舎日記」5月分46回目の原稿と写真を「企画の庭」に送信する。
 松本清張の『声』を読み継ぐ。11時頃になると目が疲れて読めなくなる。
シャワーを浴び、缶ビ-ルをのみながら「ラジオ深夜便」。
 肋骨に違和感が戻ってきたのでベルトを巻く。まだ完全にくっついてない部分があるのかもしれない。午前零時半、熱36度6分。高い。

6月2日(水)晴
 午前中、1時間仮眠。
 午後、父と一緒に「アピタ」へ買い物。父が梅干を漬けるので、梅、塩、シソなどを買う。2時前に帰宅。父は梅を洗い、梅干を作る準備を始める。毎年やっていることだ。
『小説新潮』6月号の今野敏の新連載「転送 隠蔽捜査4」を読む。『小説新潮』は先月始まった佐々木譲の連載とあわせて2本の警察小説を持つことになった。
 鳩山首相と小沢幹事長辞任のニュース。遅過ぎる。
 夜、松本清張の『声』を読み継ぎ読了。短編集なのに、それぞれ細部の取材がきちんとしている。
 父が就寝時間を1時間遅らせて9時にするという。8時に寝ても1時間は眠れないからだそうだ。
 10時半入浴。全身を洗って浴槽に浸かる。肋骨は指で押さえても痛みはない。だが横になって寝ていて起きるときに軽い痛みがある。
 午前零時半、熱36度3分。平熱。

しろたえ菊
なでしこ

■たばこを喫うのは自分だけ

6月3日(木)晴 夕方から雷雨
 朝食後、洗濯。新聞を読んだあと1時間仮眠。熱36度8分。
 午後、図書館へ『声』を返却し、松本清張短編集『青春の彷徨』を借りる。
「夢」へ。熱36度5分。血圧118−75。脈拍100。「アピタ」で買い物し「いけだ書店」で『週刊文春』を買う。2時帰宅。夕方まで『週刊文春』を読む。
 夕食時、なす焼に生姜をすって載せたら、父が激しくむせた。「喉を刺激するものはだめや」と言う。漬物も酸っぱいものはだめらしい。今後注意しなくてはいけない。
 夕方6時半、同級生たちが迎えにきて「アニーホール」という店へ。還暦合唱団の懇親会。すごい雷雨のなか23人集まった。イタ飯系の立食パーティ。食後合唱。みんなアルコールが入っているので声がよく出るが間違いも多い。渡辺洋子先生は不満そうだった。
 この夜驚いたことは、23人のうちタバコを喫うのは自分だけということ。今やみんな禁煙している。屋外の灰皿のあるテーブルで一人タバコを喫いながら「自分もタバコ止めるかな」などと考えた。
 9時半終了。雨が止んだので歩いて帰宅。
 シャワーを浴び、焼酎の水割りを飲みながらモーツアルト。午前零時半、熱36度8分。高い。

マリンゴールド
マルバストルム

6月4日(金)晴
 午前中、1時間仮眠。熱36度7分。父が10時40分頃歯医者へ出かけた。
 昼食は自分だけ先に食べ、父の分に卓上傘をかぶせておく。父は12時15分ころ帰ってきた。
 午後、図書館で阿部和重『ピストルズ』を借りる。660ページもある厚い本。読みきれるかどうか。「夢」「アピタ」と回って2時帰宅。夕方まで『週刊文春』を読む。
 菅直人総理決定。
 夜、『青春の彷徨』を読んだあと、9時過ぎ「にしの」「すし天」とはしご。11時半帰宅。シャワー。午前零時半、熱36度2分。平熱。

ガザニア
サルビア

志ん生を聞く

6月5日(土)晴 暑い
 午前中、1時間半仮眠。熱36度8分。娘の汀から誕生祝い届く。ラルフローレンの半袖シャツ。
 午後、「夢」へ。熱36度8分。午前中と変わらない。血圧141−75。脈拍92。「アピタ」で買い物して2時帰宅。父の寝室、茶の間、和室、廊下に掃除機をかける。父は庭へ避難。坂道の落葉を掃く。夕方まで『週刊文春』を読む。
 夜、阿部和重の『ピストルズ』を読み始める。例の「神町(じんまち)」ものである。
 10時半入浴。「ラジオ深夜便」に大竹しのぶが出ていた。こんなに静かにしゃべる女優とは知らなかった。午前零時、熱36度2分。平熱。

6月6日(日)晴 暑い
 朝食後、洗濯。1時間仮眠。熱36度8分。
 午後、「夢」「アピタ」と回って帰宅すると、父が出かけるところだった。第一日曜日で「六斎市」の日だから散歩するという。自分は後藤理髪店。3時頃帰宅。『ピストルズ』を読み継ぐ。父は3時半に帰ってきた。「えらい、えらい」と言って横になった。
 4時15分に台所へ入る。先週の日曜日と同じメニュー。まぐろ刺身、かぼちゃ煮チン。雑炊。雑炊の味がやっと整ってきた。
 夜、『青春の彷徨』を読み始める。10時半シャワー。缶ビールを飲みながら『青春の彷徨』を読み継いで読了。
 午前零時半、熱36度8分。室内温度26度と高いせいか。

夏椿
のこぎり草

6月8日(火)晴のち曇 夜、雨
 父が起きないので、自分だけ先に朝食し、父の分に卓上傘をかぶせておく。新聞を読み、9時半から11時まで仮眠。
 午後、図書館へ。『青春の彷徨』を返却し、同じ清張短編集『鬼畜』を借りる。「夢」「アピタ」と回って2時帰宅。夕方まで『週刊朝日』を読む。
 夜、『文藝春秋』7月号が届いたので読み始める。「『聖少女』樺美智子の青春と死」「立川談志最後の大放談」「私たちのクロサワ悶絶体験 仲代達矢×香川京子」などが面白い。
 目が疲れたので11時に読書を止め、志ん生の「大山詣り」「黄金餅」を聞く。午前零時半、熱36度2分。平熱。

ペチュニア
梅香うつぎ

■市内一斉掃除の日

6月9日(水)晴
 今朝も父が起きないので先に朝食。父は8時半ころ起きたよう。1時間仮眠。
 父が歌会に出かける日なので11時半昼食。きしめん。
 午後、「梅の木」「アピタ」と回って1時半帰宅。父の寝室、茶の間、和室、廊下に掃除機をかける。坂道の落葉を掃く。頭がぼーっとしているので熱を測ると37度2分あった。
「企画の庭」の長宗我部友親さんが自分の祖先を書いた『長宗我部』を送ってくれたので夕食をはさんで一気読み。よく調べている。末裔でなければ書けない本だ。四国を統一した長宗我部家は中国の秦の始皇帝が先祖で帰化人とは知らなかった。
 9時半「にしの」。カラオケで「雪国の町」「新宿の女」を歌って11時帰宅。入浴。肋骨のベルトをはずす。「ラジオ深夜便」で故・倉本四郎のことが話題になっていた。懐かしい。午前零時半、熱36度3分。平熱。

6月12日(土)晴 暑い
 午前8時半起床。目覚ましが鳴ったのに起きられなかった。父は起きていた。
 朝食後、1時間仮眠。
 午後、図書館へ。『ピストルズ』を返却。結局三分の一しか読めなかった。これを読みきる体力がもう自分にはない。「夢」へ。熱36度5分。血圧127−65。脈拍97。
「アピタ」で買い物して1時半帰宅。父が歌会に出かけて留守なので、寝室、茶の間、和室、廊下に掃除機をかける。夕方まで『週刊文春』を読む。
 夜、松本清張『鬼畜』を読み始める。10時に入浴し、缶ビールを飲みながら『鬼畜』を読み継ぐ。午前零時半、熱36度6分。室内温度が27度もあるせいか。

にわとこ
ブルーベリー

6月13日(日)曇
 午前7時起床。父を寝たままにしておき、自分だけ先に朝食。8時過ぎから市内一斉掃除の日。集合地点に顔を出し、自分は我が家の脇の坂道を掃除すると伝える。いつも落葉を掃いている坂道だが、柵になっているれんぎょうの伸びた枝を切り、雑草を抜いていつもより丁寧にやる。下は高木酒店の上あたりまで。
 9時に終わって帰宅し、まだ寝ていた父を起こす。洗濯し、新聞を読んで1時間仮眠。熱36度8分。
 午後、「夢」「アピタ」と回り、1時半帰宅。父が床屋へ出かけるところだった。夕方まで同人誌のゲラ読み。
 夜、『鬼畜』を読み継ぎ読了。
 午前零時半、熱36度8分。高い。室内温度27度。

つりがね草
岩たばこ

■清張に夢中

6月14日(月)曇時々雨
 午前中、1時間仮眠。熱36度9分。
 午後、「夢」へ。熱36度6分。血圧129−73。脈拍89。「アピタ」で買い物して2時帰宅。夕方まで『波』を読む。
 夜、『ちくま』『本の話』『新刊ニュース』を読む。8時過ぎに父が寝たので「にしの」へ。カラオケ「旅の終わりに」「女の宿」を歌って10時半帰宅。シャワーを浴び、パジャマに着替え、缶ビールを用意して、11時から茶の間のテレビ。サッカー・ワールドカップ、日本対カメルーン戦を見る。なんと1−0で日本が勝ってしまった。午前1時終了。
 熱36度3分。平熱。

6月15日(火)曇のち雨
 午前7時半起床。父も起きた。新聞のトップは「日本、カメルーンに快勝」。
 1時間半仮眠。昨夜飲み過ぎたせいか、眠くてならない。熱36度8分。
 午後、図書館で松本清張短編集『遠くからの声』を借りる。「夢」へ。昨夜のサッカーの話題ばかり。熱36度5分。血圧142−68。脈拍96。「アピタ」で買い物して2時帰宅。夕方まで『週刊朝日』を読む。
 夜、『遠くからの声』を読み始める。11時シャワー。缶ビール、焼酎。
 午前零時半、熱36度6分。

茶の間で仕事する父

6月17日(木)晴
 午前10時頃から庭師の馬島さんが入って剪定を始めた。1時間仮眠。熱36度6分。
 午後、「夢」へ。暑い。熱36度2分。平熱。変。血圧129−64。脈拍92。「アピタ」で買い物して2時頃帰宅すると馬島さんの仕事がかなり進んでいた。3時にお茶を出す。ペットボトルのお茶に饅頭と雑菓子。縁側に座って30分雑談。4時にはヘルパーさんが来るから忙しい。
 夜、『遠くからの声』を読み継ぎ読了。シャワー。缶ビール。午前零時半熱36度8分。室内温度29度。暑い。一度就寝も眠れず、起きてセルシン2錠追加。

6月18日(金)曇のち雨
 今日から梅雨入りらしい。父が起きてこないので、そのまま寝かせておくと9時にやっと起きて「あかんなあ」と呟いた。母の月命日なので仏壇を開け、線香をあげる。
 馬島さんから電話があり、今日は入れないとのこと。雨だしなあ。
 午後、図書館で清張短編集『空白の意匠』を借りる。「夢」「アピタ」と回って2時帰宅。夕方まで『週刊文春』読み。
 夜、7時半、駅前の居酒屋「庄や」で同窓会幹事会。高木、熊崎、柘植、丸山、牛丸が集まる。来月の同窓会には20人余が出席するようだ。終わって熊崎と「にしの」へ。カラオケ「昔の名前で出ています」を歌って11時半帰宅。酔った。シャワーを浴びて就寝。

やまぼうし
岩ふじ

■植木屋さん入る

6月19日(土)曇 蒸し暑い
 午前中から馬島さん入っている。剪定した庭木の下草を刈っていた。途中で道具を探しに消えたのでお茶を出すチャンスなし。1時間仮眠。
 父が歌会に出るため11時半に昼食。高木酒店でもらったほおば寿司を食べる。
 午後、洗濯屋「はりぶん」に半纏を出す。900円安い。「夢」「アピタ」と回って1時半帰宅。馬島さんが刈った草を集めていた。父が留守なので、寝室、茶の間、和室、廊下に掃除機をかける。3時に馬島さんにお茶を出す。4時半、馬島さんの仕事終了。
 夜、『空白の意匠』を読み始める。8時半、茶の間のテレビでサッカー・ワールドカップ、日本対オランダ戦を見る。0−1で惜敗。いいゲームだったが、途中出場した中村俊輔に見せ場なしが不満。
 入浴。『空白の意匠』を読み継ぐ。午前零時半、熱36度7分。室内温度28度。

6月20日(日)曇のち雨
 朝食後、洗濯。1時間仮眠。熱36度9分。
 午後、図書館で石原千秋『漱石はどう読まれてきたか』を借りる。
「梅の木」「アピタ」と回って2時帰宅。すざまじい雷雨。肋骨の違和感はこの天気のせいだと知る。
 夜、『空白の意匠』を読み継ぐ。どうやら読書は11時までが限度だ。目がしばしばしてきて読むのが辛くなる。
 シャワーを浴びて「ラジオ深夜便」。筑摩書房顧問の松田哲夫さんがしゃべっている。
 熱、36度3分。平熱。

6月21日(月)曇
 午前中、1時間半仮眠。熱36度4分。
 午後、「夢」へ。熱36度3分。平熱。なんだか変だ。体温計がおかしいのではないか。血圧140−76。脈拍95。「夢」を出て歩き始めると頭がぼーっとしてきて熱が上がっていることがわかる。コーヒーを飲むと体が温まって上がるのか。「アピタ」買い物して2時帰宅。
 夕食をはさんで『漱石はどう読まれてきたか』を読む。漱石に関する本や論文のカタログで、読みたいところだけ拾い読みできる。いまさら漱石を読み返す元気はないので、このカタログで十分だ。
 父がなかなか寝ない。夜更かしが始まった。やっと9時半に寝たので「にしの」へ。混んでいた。カラオケで「旅の終わりに」(この作詞は五木寛之のはず)を歌ったが誰も聞いていないのでツマラナイ。11時帰宅。
 午前零時、熱36度2分。平熱。

花が咲き始めたアカンサス

■ワールド・カップ

6月23日(水)雨のち曇
 午前中、1時間半も仮眠。熱36度6分。腰痛がひどくなってきたのでストレッチ。
 午後、図書館へ『漱石はどう読まれてきたか』『空白の意匠』を返却し、清張短編集『共犯者』を借りる。「アピタ」で買い物し、吉田米店に米5キロ配達を頼む。1時半帰宅。父の寝室、茶の間、和室、廊下に掃除機をかけたあと、夕方まで『週刊朝日』を読む。
 夜、『共犯者』を読み始める。この才能には驚くばかり。ことに「烏」という短編には唸った。10時に入浴し、缶ビールを飲みながら『共犯者』を読み継ぐ。11時過ぎ、疲れて中止。「田舎日記」を書く。
 午前零時半、熱36度4分。

6月24日(木)晴
 午前7時半起床。ごみを道路に出す。
 縁側のカーテンを開けたが父が起きてこないので、8時半に起こす。夜更かしになって朝の起床が遅くなった。自分だけ先に朝食し、洗濯。いい天気だ。湿度が低く爽やかな暑さ。1時間仮眠。熱36度7分。
 午後、「夢」「アピタ」と回って2時帰宅。坂道の落葉を掃く。夕方まで『週刊文春』を読む。
 夜8時、還暦合唱団。終わって「かかし」で同窓会の最終幹事会。高木、熊崎、牛丸、丸山、水上。来月3、4日の同窓会には26人くらい集まりそう。11時解散。
 午前零時、熱36度2分。平熱。

6月25日(金)曇
 午前4時頃目が覚め、トイレへ行ったあとテレビをつける。3時半からサッカー・ワールドカップの日本対デンマーク戦をやっている。どうせ負けてるだろうと思ったら、なんと2−0で勝っている。缶ビ−ルを持ってきて後半戦を見る。1点返されたが岡崎が追加点を押し込んで3−1で勝った。決勝進出決定である。戦前は一勝もできないだろうと言われていたのにこの結果。南アフリカへ行ってから選手たちのチームワークがよくなった。
カメルーン戦に勝ち、オランダに惜敗した効果が出た。
 最就寝し、午前8時起床。
 10時、ケアマネージャーの垣内さん来。月末の定期面談。父に変化はないので15分で終わる。11時半まで仮眠。
 午後、「夢」へ。熱37度0分。血圧122−69。脈拍89。「アピタ」買い物して2時帰宅。あまりに眠いのでパジャマに着替えてふとんに入るが眠れず。
 夜、「田舎日記」を書き継いだあと「にしの」「すし天」とはしご。11時半帰宅。シャワー。午前零時半、熱36度5分。

ガーベラ
さるなし

■相撲賭博?

6月27日(日)雨のち曇
 朝食後、洗濯。雨が降っているので廊下に干す。1時間仮眠。
 今日は父が歌会で昼食をするというので、11時半に出かけた。昼食は自分の分だけそばを茹でてざるそば。
 午後はずっと図書館。3時半帰宅。父はすでに帰っていた。
 夜、『共犯者』を読了し、『青のある断層』を読み始める。10時半、目が疲れて読書中止。シャワー。
 缶ビールを飲みながら、自分の小説について考える。完全なネタ切れだ。
 午前零時半就寝も眠れず、起きてセルシン2錠追加。

6月28日(月)曇時々晴
 朝食後、たっぷり1時間半仮眠。銀行へ行き東京へ生活費を振り込む。
 午後、「夢」へ。晴れたり曇ったり、はっきりしない天気だが蒸し暑い。「アピタ」で買い物し、一度帰宅。長袖シャツ3枚を洗濯屋「はりぶん」に出し、半纏を引取る。
 台所の灯油ストーブの灯油を抜き、廊下の端の倉庫に収納。夕方まで『彷書月刊』を読む。
 夜、『青のある断層』を読み継ぐ。11時中止。シャワー。熱帯夜。
 大相撲が野球賭博問題で揺れている。野球賭博がまだあるとは知らなかった。暴力団の資金源になっているからいけないというが、そもそも相撲の巡業はその土地の興行師が仕切っており、バックにはヤクザが絡んでいた。そういう過去があるのだから難しい。それより相撲賭博はないのか。昔、仲間内でずいぶんやったことがある。
 午前零時半、熱36度6分。暑いので部屋のドアをあけて眠る。

茶の間で新聞を読む父

6月29日(火)曇時々雨
 午前中、1時間仮眠後『青のある断層』を読了。
 午後、図書館へ『共犯者』『青のある断層』を返却し、清張短編集『白い闇』を借りる。
「夢」へ。熱36度6分。血圧130−74。脈拍85。順調。突然豪雨。
 小雨になったので「夢」でビニール傘を借りて「アピタ」へ。「いけだ書店」で『週刊朝日』を買い、2時帰宅。夕方まで『週刊朝日』を読む。
 夜、「田舎日記」を書き継ぎ、10時半に近くの熊崎宅。サッカーのワールド・カップ日本対パラグアイ戦を一緒に見る。一人で見てもつまらないから、10年振りくらいで熊崎の家へ行った。焼酎とつまみを持参。自分が行くということは熊崎夫婦にとって負担になったかもしれない。部屋の掃除もしなくてはならないし、それなりの準備もいる。幼友達とはいえまずかったと反省。試合はご存知の通りPK戦までもつれ惜敗。終わったら午前2時。あわてて帰宅。でも楽しかった。

月見草の一種
アルストロメリア

■すぐ忘れる

6月30日(水)晴
 目覚ましが鳴ったような気がして起床し、朝食の準備。ところが時計を見るとまだ午前6時半だった。自分だけ食べ、父の分に卓上傘をかけてふとんに潜る。昨夜のサッカー観戦で時間の感覚が崩れてしまった。11時起床。再度洗面。
 午後、回覧板を回し、後藤理髪店。いい天気。「アピタ」で買い物して1時半帰宅。父の寝室、茶の間、和室、廊下に掃除機をかける。父は応接間に避難。坂道の落葉を掃く。
 6月分の生活費を精算。父に渡すと、しばらくして「ご苦労さんやった」と精算書を返してきた。
 夜、松本清張の自選短編集『白い闇』(リブリオ出版)を読み始めると、最近読んだことがあると気付いた。しかし結末を覚えていないので最後まで読む。光文社版の短編集『顔』に入っていた短編だった。ついこの前読んだばかりなのに忘れている。自分の物忘れのひどさに驚く。
 10時入浴。缶ビールを飲みながら「田舎日記」の最後を書き、11時半に「企画の庭」に送信する。熱36度4分。室内温度28度。また熱帯夜だ。
 今月も平穏だった。父がこの暑い夏を超えられるかどうかが不安だが、のらりくらりと生きてしまうような気がする。                

ゴデチア
からまつ草

                                  (次回へつづく)

大島 一洋  (おおしま・いちよう)
1943年岐阜県中津川市生まれ。早稲田大学第一文学部美術専修科卒。
大和書房を経て、平凡出版(現マガジンハウス)に中途入社。「週刊平凡」「平凡パンチ」「ダカーポ」「鳩よ!」などの雑誌および書籍編集にたずさわり、2005年定年退職。現在はフリー編集者&ライター。著書に『芸術とスキャンダルの間』(講談社現代新書)。
 
 
 
 


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