そら飛ぶ庭
   

介護日記
 
2010.4.5 

Diary of Country Life
Nursing of My Parents

父、介護保険更新

自分、アレルギー性結膜炎

父、元気に散歩

大島  一洋 

茶の間で仕事をする父
蕗のとう

仮眠の癖

3月1日(月)晴、夕方から雨
 午前7時半起床。眠い。目覚まし時計で起こされないで、ずっと眠っていたい。それが今現在唯一の願い。そう思いながら毎朝7時半に起きる。父と相談して週に一日くらいゆっくり起きる日を作ってもいいのだが、そうすると一日の予定がすべて狂ってしまう。それを修正するのが面倒だ。仕方なく起きて郵便受けから新聞を取り、台所へ行ってストーブをつけ、洗面して朝食の準備を始める。縁側のカーテンを開けると父が起きてくる。朝食で一番面倒なのは大根おろし。いぼいぼの付いた皿状のおろし器で厚さ2センチくらいの大根をする。それにしらすと黒ごまをかける。これを毎朝食べるのが父の習慣。みそ汁は出汁に苦労する。ずっと煮干だったが、どうも満足できず、こんぶにしたり、かつお節にしたりするが結果的に、ほんだしを少し入れないと味が整わない。具は豆腐、わかめ、ねぎがメインで、時々あさり、なめこなど。
 朝食後、用事がないかぎり、自律神経失調症の薬グランダキシンを服んで1時間くらい仮眠する。この時間がもったいないが仮眠しないと一日中眠くてつらい。仮眠して起きたらすぐ昼食の準備にかかる。
 市役所から父の介護保険更新申請書が届いた。もう一年たったのだ。現在、介護2だが、父がこれだけ元気だと介護1に下がるかもしれない。96歳でも年齢に関係なく厳しい判定になってきているらしい。
 午後、「夢」へ。診療喫茶と呼ばれるこの喫茶店には、体温計と血圧計が置いてある。客が老人ばかりだからだ。ママが客の数値を楽しみにして測りたがる。熱37度1分。血圧130−70。脈拍102。
 「アピタ」で買い物して2時帰宅。夕方まで雑誌読み。
 夜、9時まで読書したあと「にしの」「じゅうべえ」とはしご。11時帰宅。熱36度3分。平熱。

ばいも
あおき

■両手のしびれ強弱

3月2日(火)雨のち曇
 午前中、1時間仮眠。熱36度8分。温かい。室内温度15度。
 昼食の最中に「丸八葬祭」の女性が飛び込みで互助会入会の勧誘に来る。資料と名刺をもらっておく。最近この町には葬祭場が増えて競争になっている。
 午後、図書館を覗いたあと「夢」へ。アメリカンコーヒーとスポーツ新聞。熱36度9分。血圧133−75。脈拍101。「アピタ」で買い物して2時過ぎ帰宅。
「丸八葬祭」のパンフを調べる。母の葬式をした「中津川斎苑」を経営している会社で、父も「中津川斎苑」での葬儀を希望している。自宅に近いからだ。名刺の女性に電話して来てもらい、詳しい説明を聞く。毎月3000円ずつ積み立てておくと、死んだときに会場費の割引などのサービスを受けられる。母が亡くなったとき、父に互助会に入るよう勧められていたが、返事をせずそのままになっていた。父の銀行口座から毎月3000円ずつ引き落としになるので、父に相談しなければならない。父に死んだときの話をするのは時間がかかると思い、勧誘の女性には一旦帰ってもらう。茶の間へ行って、父にパンフレットを見せながら、おもむろに切り出す。「入っておいたほうがよければ入れ」と意外に簡単な返事だった。不機嫌になるのかと思っていた。勧誘女性に電話してもう一度来てもらう。すっ飛んで来た。父の銀行印鑑を借り、自分が代理人になって書類に記入した。契約書で唯一気になるのは、契約後半年以内に死ぬと3万3000円の早期利用料を取られることだ。父はまだ1年以上は生きるだろうから大丈夫とは思うが、何が起こるかわからない。いずれにしろ詐欺ではなさそうなので契約する。勧誘女性は飛び込みで一件取れたので喜んで帰って行った。
 夜、パソコンの調子が悪い。プロバイダーの「タケネット」の深谷さんに電話すると、どこか配線のプラグが抜けているのではないかと言う。調べてみると一箇所抜けていた。自分が何かの拍子に足でコードを引っ掛けたのだろう。
 ずっと読書。午前零時、熱35度9分。下がり過ぎ。

3月3日(水)晴
 午前10時、新町の「ニチイ」へ行き、ケアマネージャー垣内さんと父の介護保険更新申請書類に記入。書類は垣内さんが市役所へ提出してくれる。
 午後、三洋堂でDVD6本借りる。「梅の木」でアメリカンコーヒーとスポーツ新聞。「アピタ」で買い物して2時帰宅。父が歌会に出かけて留守なので、寝室、茶の間、廊下に掃除機をかける。坂道の落葉を掃く。
 夜、DVD「ミニッツ 余命85分」「デトロイト・コップ・シティ」を見たあと入浴して読書。午前零時、熱36度3分。平熱。気がついたら両手の指のしびれが弱くなっていた。温かいせだろう。

ボケ
洋花

■地歌舞伎を見る

3月4日(木)雨
 朝食後、洗濯。弱い雨なので軒下に干す。1時間仮眠。熱36度8分。昨日消えかかっていた手のしびれが戻ってしまった。腰痛と頚椎のストレッチ。
 午後、「夢」へ。熱37度2分。血圧131−69。脈拍106。「アピタ」で買い物して2時帰宅。夕方まで雑誌読み。
 夕食のとき、父が珍しく「どれ、今夜は一杯飲むか」と言い、日本酒の「七笑」をおちょこ一杯飲んだ。何か気分のいいことでもあったのだろうか。
 夜、DVD「シャローン・ストーン シークレットスパイ」「レディエージェント」を見る。両方とも実話が元になっているとか。
 「ラジオ深夜便」。小椋佳がしゃべっている。まったく能天気な奴で、聞いていて苛々するのですぐ切る。読書。午前零時、熱36度3分。平熱。

3月5日(金)晴
 午前中、1時間仮眠。熱36度8分。腰痛、頚椎のストレッチ。きちんとストレッチをすれば腰痛も手のしびれも軽くなる。
 午後、三洋堂まで歩く。暑い。マフラーもセーターもいらない。途中で脱いでしまった。DVD6本借りる。「夢」へ。熱37度1分。血圧108−61。脈拍93。「アピタ」で買い物して2時帰宅。
 夜、DVD「クローザー」シーズンVのAを見る。一話完結なので順番に見る必要がない。「にしの」「すし天」とはしご。11時過ぎ帰宅。熱36度4分。

毎月第一日曜日は六斎市で賑わう
さくら草

3月7日(日)雨
 午後12時半に駅前からバスに乗り、東美濃ふれあいセンターの歌舞伎ホールへ。我が家の庭の面倒をみてくれている馬島さんが歌舞伎保存会に所属していて、役者として出演するというので見に行った。もう58年も続いている中津川市の地歌舞伎である。歌舞伎ホールは小さいながら回り舞台、セリ、花道もあって立派なもの。馬島さんが出たのは午後1時半から始まる「絵本太功記 尼ケ崎」という芸題で準主役である。なかなか上手い。地歌舞伎の面白いところは、おひねりが舞台に撒かれることだ。ばさっ、ばさっと客が舞台に投げ入れ、終わる頃には舞台がおひねりで真っ白になっている。10円硬貨が多いらしいが100硬貨もけっこうあるとか。一芝居終わるとかなりの額になるはず。
 バスの時間が合わないため、二つ目の芸題の途中だったが、3時半にタクシーを呼び、4時帰宅。すぐ夕食の支度。日曜日だからヘルパーさんが来ない日。牡蠣は季節が終わったので湯豆腐にする。ほかに鯵の干物を焼く。
 夜、ずっと読書。入浴。午前零時、熱36度2分。平熱。

歌舞伎会場入り口

地歌舞伎の舞台

父のボケ

3月8日(月)晴
 朝食後、洗濯。
 10時に父と一緒に可知医院。介護保険更新申請のための問診票面接と定期健診。11時帰宅。
 午後、父からカードを預かり、銀行から50万円出す。5か月分の生活費。三洋堂でDVD6本借り、「夢」へ。熱37度4分。血圧125−72。脈拍107。「アピタ」で買い物して2時過ぎ帰宅。父の寝室、茶の間、廊下に掃除機をかける。その間、父は近所を散歩。坂道の落葉を掃く。
 夜、DVD「シティ・オン・ファイアー」を見たあと「にしの」「じゅうべえ」とはしご。11時半帰宅。熱36度2分。平熱。
 寺田博氏死去。76歳。時代が変わっていくのを感じる。

3月10日(水)雨のち晴
 午前中、1時間仮眠。
 午後、三洋堂まで歩く。奇妙な天気で雨が降っているのに突然陽がさしたり、みぞれや雹が降ったりとめちゃくちゃ。三洋堂でDVD6本借り、「梅の木」へ。アメリカンコーヒーとスポーツ新聞。「アピタ」で買い物して一度帰宅してから後藤理髪店。夕方には晴れた。
 夜、DVD「カウントダウン 地球滅亡の日」を見たあと「いちりき」へ。11時帰宅。
 午前零時、熱36度1分。平熱。

3月11日(木)晴
 午前10時、市役所厚生課の井上さんという女性来る。父の介護保険更新申請のための面接。20分ほどで終了。さてどういう結果が出るか。まさか要支援まで落ちることはあるまい。
 午後、「夢」へ。熱37度5分。血圧136−81。脈拍105。「アピタ」で買い物して2時帰宅。夕方まで雑誌読み。
 夜8時、還暦合唱団に参加。終わって「かかし」に10人ほど集まる。何か無尽の話で自分には関係なし。11時半帰宅。午前零時、熱36度4分。

3月12日(金)晴
 驚いたことに、今朝は父が二度洗面した。起きて歯を磨き、顔を洗い、茶の間の鏡の前に座り、ア、イ、ウ、エ、オと発声練習をする。いつもはこれで終わりなのだが、突然便意をもよおしたのかトイレに入った。これが長い。出てきてまた歯を磨き始めた。トイレに入っているうちに洗面したことを忘れてしまったのだ。二度目の発声練習を終えてやっと朝食。「父ちゃん、今日は二回顔洗ったよ」と言うと「ほうか、トイレに入っているうちに忘れたのかもしれんなあ。ぼけてきよる」と答えた。少しは自分でわかっているようだ。
 午前中、1時間仮眠。熱36度7分。
 午後、「夢」が臨時休業なので新町の「縹(はなだ)」という喫茶店に行く。広くて静かだ。アメリカンコーヒーとスポーツ新聞。
 「アピタ」で買い物して2時帰宅。父の寝室、茶の間、廊下に掃除機をかける。父は散歩に出た。坂道の落葉も掃く。
 マガジンハウスのNから電話。来週55歳で早期退職をするとか。会社は人員削減に必死で40代以上に早期退職を勧めているらしい。もはや末期的で前向きの姿勢が全然見られないと言う。OBとしては寂しい気分になる。今や出版社はどこも危機的状況なのだ。
 夜、DVD「プリズン・エスケープ」を見たあと「にしの」。混んでいたので10時半帰宅。入浴。午前零時、熱35度8分。下がり過ぎ。

沈丁花
デイジー

■お彼岸の墓掃除

3月13日(土)雨
 朝食後、洗濯。1時間仮眠。
 父が歌会に出かける日なので11時半に昼食。
 午後、「夢」へ。熱37度3分。血圧132−75。脈拍97。ほぼ順調。
 「アピタ」で買い物して2時帰宅。夕方まで雑誌読み。
 夜、DVDを見ようとしたが、片面1層も映らなくなってしまった。仕方なく読書。
 「ラジオ深夜便」で村山由佳が「ダブルファンタジー」について語っていた。彼女が作風転換した傑作であることは自分も認めるし、面白かったが、若い男性の性教育小説としても読まれるべきだと思う。勘違いするバカがいるかもしれないけれど。
 午前零時、熱35度9分。下がり過ぎ。

3月14日(日)晴
 午前中、1時間半仮眠。熱36度6分。ストレッチ。
 午後三洋堂へ。いい天気だが風が冷たい。DVDを返却して借りず。「夢」へ。熱36度4分。血圧129−71。脈拍84。順調。「アピタ」で買い物して2時に帰宅すると玄関が閉まっている。父が散歩に出たようだ。まもなく帰って来たので「散歩か」と聞くと「信玄堂が安売りやってるチラシが入ってたから、菓子を買いに行ってきたんや」と言う。「信玄堂」は駅前にある和菓子屋である。元気なものだ。
 夕食は、湯豆腐とかぼちゃ煮チン。
 夜、原稿書き。9時に「いちりき」。10時半帰宅。読書。午前零時、熱36度2分。平熱。

3月17日(水)晴
 午前中、1時間仮眠。腰痛と頚椎のストレッチ。熱36度7分。東京の主治医N先生からセルシン、デバス各100錠ずつ届く。しばらく安心。
 午後、回覧板をまわし、図書館で調べもの。「アピタ」買い物して2時帰宅。父の寝室、茶の間、廊下に掃除機をかける。掃除ばかりしているようだが、週に2回である。父がきれい好きだから仕方ない。掃除の間、父は庭の草取りを始めた。
 夜、原稿書き。10時入浴。午前零時、熱36度3分。平熱。

庭の雑草を取る父
しょうじょばかま

3月18日(木)曇 彼岸の入り
 朝食後、洗濯。10時に「アピタ」で墓花を買ってくる。母の月命日で彼岸の入りなので、10時半に父とタクシーで打越(うちこし)の墓へ。落葉を掃き、墓石を拭き、花を活け、線香をあげる。父は見ているだけ。11時半帰宅。
 午後、三洋堂へ。片面1層のDVD6本借りる。「夢」へ。熱37度6分。血圧126−69。脈拍102。
 夜、DVD「エアポート・トルネード・チェイサー」を見る。片面1層のDVDでも映るのと映らないのがある。
 ずっと読書。午前零時、熱35度8分。下がり過ぎ。

お墓での父
お彼岸の仏壇

■春の嵐

3月19日(金)晴
 午前中、1時間仮眠。熱36度6分。
 午後、「夢」へ。熱36度9分。血圧124−74。脈拍105。「アピタ」買い物して2時帰宅。
 夜、DVD「ミッドナイト・トレイン」を見たあと「にしの」「すし天」とはしご。11時半帰宅。熱35度9分。下がり過ぎ。


3月20日(土)晴
 午前中、1時間仮眠。
午後、三洋堂まで歩く。暑い。コートもマフラーもいらない。DVD6本借りる。6本借りると3本しか映らなという状態になってきた。このパソコンではもうすぐDVDを見られなくなるかもしれない。
「夢」へ。熱37度5分。血圧130−68。脈拍92。「アピタ」買い物して2時帰宅。父が歌会へ出かけて留守なので、寝室、茶の間、廊下、和室に掃除機をかける。和室の仏壇に庭の椿が活けてあった。父がやったのだが、椿は首が落ちるので縁起が悪い。仏壇に供える花としてふさわしくないのだが、96歳でもそういうことを知らない。畑の土手から水仙を切ってきて活け替える。坂道の落葉を掃く。
 夜、DVD「プロフェッサー」を見る。他の5本は映らなかった。
 読書。「ラジオ深夜便」。岩崎宏美がしゃべっていたが、50歳だと。みんな確実に歳をとっていく。
 午前零時、熱36度6分。高い。
 目がしばしばして痒いが、花粉症か。

水仙
大根の花、水仙、ばいもを玄関に

3月21日(日)春分の日 曇のち雨アラレのち晴
 朝起きて玄関を開けると、ダンボールが散らばっていた。調べてみると、ダンボール置き場の押さえ板が吹き飛んで、畳んだダンボールが池の中や庭のあちこちに落ちている。昨夜午前3時頃、強風が襲ったらしい。自分は熟睡していて気付かなかった。
 午前中、1時間仮眠。熱36度8分。
 午後、回覧板を回し、三洋堂へ。黄砂で恵那山が黄色く霞んでいる。陽がさしているが風が強い。三洋堂でDVD10本借りる。半額デー。10本借りても何本映るかわからない。三洋堂を出たら突然雨が降り始め、すぐアラレになる。春の嵐だ。「アピタ」へ逃げ込む。目がしばしばするのは、この強風のせいで結膜炎になったのかもしれない。
 夜、DVDを試す。結局10本のうち1本しか映らなかった。もうDVDは見られないと知る。10時過ぎ入浴。読書。午前零時、熱36度1分。平熱。

3月22日(月)晴 振替休日
 朝食後、洗濯したあと1時間仮眠。熱36度4分。腰痛、頚椎ストレッチ。
 午後、三洋堂へ行き、DVD10本返却。もうパソコンでは映らないことがわかったので借りない。いい天気でコートがいらない。「夢」へ。熱36度4分。血圧125−75。脈拍93。順調。
 夕食後、原稿書き。9時「にしの」。11時帰宅。午前零時、熱35度8分。下がり過ぎ。

チューリップ
れんぎょう

■白内障の兆候

3月23日(火)雨
 午前中、1時間仮眠。熱36度5分。両手の指先のしびれがまた強くなってきた。忘れているときもあれば、今日のようにしびれを感じる日もある。
 父が台所できんかんを煮ている。
 午後、「夢」へ。熱37度3分。血圧136−75。脈拍109。「アピタ」で買い物し、2時帰宅。目がしばしばするので市民病院の予約センターに電話し、明日午前9時半に眼科の予約を取る。
 パソコンでDVDを見ることができなくなったので、読書するしかない。かえっていいかもしれない。午前零時、熱36度5分。

3月24日(水)雨
 午前7時20分起床。父を起こし、早目に朝食。
 8時47分淀川発のバスで市民病院へ。眼科の検診を受ける。白内障の兆候があるが、すぐ手術というほどではないとか。しばしばはアレルギー性の結膜炎。他に乾き目。パソコンを見過ぎるせいらしい。2種類の目薬の処方箋をもらう。半年後の予約を入れる。バスで11時帰宅。
 午後、「梅の木」。眼底検査の目薬を点されたため、文字がかすんで新聞は見出ししか読めない。「アピタ」で買い物して2時帰宅。熱37度4分。
 夜、パソコンで八王子のビジネスホテルを検索。来月11日、伯母さんの七回忌が八王子のお寺で午前11時から行なわれる。日帰りはきついので前日の10日夕食後中津川を発ち、八王子に一泊することにした。東京の自宅には寄らず、11日の夜には中津川へ戻るつもり。「サンホテル八王子」を予約。午前零時、熱36度4分。

させぼの木
すずらん水仙と沈丁花

3月25日(木)雨
 三日間、雨が降り続いている。
 朝食後、1時間半も仮眠してしまった。熱37度1分。午前中にしては高い。
 午後、「夢」へ。熱37度5分。血圧132−69。脈拍94。熱以外はほぼ順調。
 「アピタ」内にある「キクチメガネ」で携帯眼鏡のレンズ交換をする。老眼の度が進んでいるので、そろそろ換え時だと思っていた。レンズ代1万4750円。買い物して2時半帰宅。夕方まで雑誌読み。
 夜、原稿書き。10時入浴。読書。午前零時、熱36度1分。平熱。

3月26日(金)晴
 久し振りに晴れた。洗濯。1時間仮眠。熱36度5分。
 午後、「夢」へ。熱37度3分。血圧120−69。脈拍101。「アピタ」で買い物して2時帰宅。夕方まで雑誌読み。
 夜、原稿を少し書いて「にしの」へ。悪酔いした客がからんできたので店を出る。こんなこと初めてだ。見知っている客だが、これほど酒癖が悪いとは知らなかった。11時帰宅。不愉快。午前零時、熱35度9分。下がり過ぎ。

庭の椿を玄関に活けた
かたくりの花

■父帰らず

3月27日(土)晴
 午前中1時間半仮眠。熱36度3分。平熱。
 午後、「キクチメガネ」で携帯眼鏡のレンズが届いたというので交換。図書館で1冊借り、「夢」へ。熱37度4分。やはり昼間は上がる。血圧136−67。脈拍95。順調。
 「アピタ」で買い物し一旦帰宅。茶のジャケットの裾がほつれたので直し屋「柾」へ持っていく。2時過ぎ帰宅。天気がいいから掃除したいのだが、風が強くて縁側の戸を開けられない。坂道の落葉だけ掃く。夕方まで雑誌読み。
 夜、ずっと読書。午前零時、熱36度1分。平熱。

3月28日(日)晴のち曇 夕方から雨
 午前中、1時間仮眠。熱36度4分。
 午後、「夢」へ。熱37度1分。血圧124−69。脈拍103。
 中津川駅へ。来月10、11と伯母さんの七回忌のため八王子へ行くので、その切符を買う。「アピタ」で買い物して2時過ぎ帰宅すると父が床屋へ出かけていた。父の寝室、茶の間、和室、廊下に掃除機をかける。夕方まで雑誌読み。
 ヘルパーさんの来ない日なので、4時15分頃台所に入り、夕食の準備。父はまだ帰えらない。多分「アピタ」内の「いけだ書店」で立ち読みしているのだろう。突然激しい雨が降ってきたので、父の傘を持って「アピタ」へ。父はやはり「いけだ書店」にいた。一緒に帰る。父は「お前が来なんだらいつまでも立ち読みしとったやろうな。店は明るいし、外が雨なんてことわからんしなあ」と言った。腕時計をしているのに、外へ出る機会が少ないので見る習慣がない。
 夜、ずっと読書。午前零時、熱36度1分。平熱。

こぶし
アネモネ

3月29日(月)晴
 午前10時、垣内ケアマネ来。月末の定期面談。父に変化はないので15分で終わる。
 午後、銀行から東京へ生活費を振り込む。「夢」へ。熱37度4分。血圧138−73。脈拍110。「アピタ」で買い物して2時帰宅。夕方まで原稿書き。
 夜、読書したあと8時半頃「にしの」。11時帰宅。午前零時、熱35度6分。下がり過ぎ。

3月30日(火)晴
 午前中、1時間半も仮眠。熱36度2分。腰痛、頚椎のストレッチ。
 午後、「夢」へ。熱37度0分。血圧135−72。脈拍91。順調。「アピタ」で買い物して2時帰宅。夕方まで雑誌読み。
 夕食後、6時10分に熊崎が迎えに来て、高木、柘植を拾って東美濃ふれあいセンターへ。「リスト音楽院の仲間たち」というコンサート。ハンガリーから来たチェロ奏者とハープ奏者に日本人のピアノとバイオリンが少しからむ演奏。ハープの独奏をこんなに長く聴いたのは初めて。
 終わって「かかし」に集合。3年3組の幹事7人揃う。11時半帰宅。熱36度3分。平熱。

3月31日(水)曇
 午前中、1時間仮眠。熱36度3分。平熱。ストレッチ。
 午後、「梅の木」でアメリカンコーヒーとスポーツ新聞。「アピタ」で買い物して1時半帰宅。今月の精算。総支出10万2399円。10万を少し超えたが、墓掃除や父の薬代を生活費がら出したので、これくらいのオーバーは仕方ない。父に見せると「わかった。細かいことは見んでもええ」と言って精算書を返した。
 夕方まで原稿書き。
 夜、ずっと読書。10時半入浴。午前零時、熱36度3分。平熱。
 今月も無事終わった。同じ毎日の繰り返し。飽きるという状態を通り越して、機械的にこなしているだけ。ロボットみたいだ。

ラキュランス
アザレア

                           

(次回へつづく)


大島 一洋  (おおしま・いちよう)
1943年岐阜県中津川市生まれ。早稲田大学第一文学部美術専修科卒。
大和書房を経て、平凡出版(現マガジンハウス)に中途入社。「週刊平凡」「平凡パンチ」「ダカーポ」「鳩よ!」などの雑誌および書籍編集にたずさわり、2005年定年退職。現在はフリー編集者&ライター。著書に『芸術とスキャンダルの間』(講談社現代新書)。
 
 
 
 


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