そら飛ぶ庭
   

介護日記
 
2009.11.9  

Diary of Country Life
Nursing of My Parents

父との関係、良化

名古屋へ遊びに行く

微熱、下がらず

大島  一洋 

コーヒーが飲めない
10月1日(木)晴
 朝食後、洗濯。新聞を読んだあと再就寝。暑いのか寒いのかわからない。ジャージーを着ると暑いし、パジャマだけだと寒い。自律神経失調症のせいか。10時半過ぎ再起床すると熱36度9分に上がっていた。
トルコ桔梗
ホトトギス

 午後、買い物から帰ったあと、父の寝室、茶の間に掃除機をかける。ついでに坂道の落葉を掃く。これだけ動いても熱36度9分と変わらず。
 父は一日中、寝室のベッドの上で新聞や雑誌を読んで過ごしている。
 夕食後、熱37度4分。やはりこの時間帯が一番高い。
 DVD「ドクター・ハウス」2、3を見る。
 ネットで調べると、自律神経失調症には、コーヒー、緑茶、酒、タバコがよくないとある。コーヒーと緑茶を止めることにする。タバコと酒は控える態勢に持っていく。
 午前零時、熱36度3分と平熱に戻る。

10月2日(金)雨
 朝食後、再就寝も回覧板の声で起こされる。熱36度7分。
 午後、雨の中、三洋堂まで歩き、DVD8本借りる。半額デー。「夢」へ。コーヒーが飲めなくなったとママに伝える。ジンジャエールを飲む。熱37度1分。「夢」には体温計と血圧測定器が置いてあり、医療喫茶とからかう客もいる。
「アピタ」で買い物して帰宅。あまりに寒いので電気シーツを出して膝に掛ける。
 夜、DVD「BONES――骨は語るー―」の1、2を見たあと「にしの」「すし天」とはしご。久し振り。11時過ぎ帰宅。熱36度3分と平熱。

10月3日(土)晴
 昼食に、きつねうどんを作ると「俺はうどんは嫌いや」と父が言う。そうだったか。以前聞いたような気がする。蕎麦ばかりだから目先を変えようと思ったのだが失敗だった。
 午後、「夢」でアメリカンコーヒーを飲む。どうしてもコーヒーを飲みたいので薄くすることにした。熱37度4分と高い。昨夜飲みすぎたせいか体が火照っている。
買い物をして2時過ぎ帰宅。熱36度9分。体の火照り具合で熱の上下がだいたいわかるようになった。
夕食に出した鯖のみそ煮を、父が「くどい」と言って少ししか食べなかった。あんなに好物だったのに。今後のメニューから鯖のみそ煮は消しだ。
夜、DVD「BONES」の3、4、5を見る。6は片面2層で映らず。一話ごとの完結ものなので問題ないが映らないのが悔しい。深夜、熱36度3分に戻る。

畑の柿
梅もどき

■「老人ホームに入る」と父
10月5日(月)曇
 午前中に、弟のふとんを和室に敷く。
 午後1時頃、弟到着。一緒に「アピタ」へ買い物。花屋で仏壇用の花を買い、帰宅して活ける。父、弟と順番に線香をあげる。
 夕食はシルバーさんに、カレーライス3人分作ってもらう。
 食後、自分は自室にこもってDVD「BONES」の8を見る。弟は茶の間で父と話しあっている。父は耳が遠いので、弟は紙に書いて渡しているようだ。あとで弟から聞くと、以下のような会話だったらしい。
「一洋はむこうの部屋で何しとるんや」
「仕事」
「ちゃんと稼げてるのか」
「まあ、大丈夫」
「東京で生活できんから、こっちで俺の金で生活しとるんやないか」
「父ちゃんの介護しとるんや」
「俺は一人でなんでもできる」
「そう思ってるかもしれんが、96歳やぞ。いつ倒れてもおかしくない」
「一洋は疲れてるみたいやな」
「そう、介護ストレス」
「代わりは誰かおらんか」
「代わるなら僕やけど、僕は嫌だよ」
「どうすりゃいいんや」
「まあ老人ホームに入るしかないね」
 弟は辛辣なことを言う。それも字に書いて見せるから、父はショックだったろう。

茶の間での父と弟

10月6日(火)雨
 朝食のとき、父が言った。「夕べ、いろいろ考えた結果、俺は老人ホームに入ることにする。どこがあるか調べてくれ」。昨夜の弟との会話のせいだ。
 とりあえずケアマネの垣内さんに電話する。元気な高齢者が入れるケアハウスは、市内の付知というところに「リリーフ館」というのがあるとか。さっそく電話してみると、入居者数15人で現在30人待ちとのこと。他にはないのかと聞くと、恵那市にあるが恵那市民でないと入れない。あとは多治見にある「ベルツリー」を教えてもらって電話すると現在20人待ちとか。ネットでも調べたが中津川近辺にケアハウスは他にない。入所申し込み用紙を送ってくれるよう頼む。
 弟と茶の間の茣蓙を巻き取り、絨毯を敷く。机を片付け、こたつを出す。重労働で弟がいるときでないと出来ない作業。
 午後、雨が小雨になったので、タクシーで打越(うちこし)の墓へ三人で行く。落葉がかなり溜まっていた。掃除し、墓を拭き、花を活けて、線香をあげる。きれいになった。
夕食は「アピタ」内にある台湾料理店。父にケアハウスの現状について説明する。
 夜、父、弟、自分の順に入浴し、自室で弟と雑談。彼は焼酎、自分はビール。
 自分が東京へ行っても仕方がないので、気晴らしに名古屋あたりへ一日でかけるようにすることに決める。耳の遠い96歳の父を何日も一人にするわけにはいかない。その点では弟と意見が一致。

父と弟

■実にいい気分
10月7日(水)雨
午前10時、弟帰京。弟が玄関から消えると、父が「そうましいやっちゃ」と言った。確かに弟は言いたいことを言って、暢気なものである。それでも父は弟が来るのを楽しみにしている。弟に言わせると「僕には2泊3日が限度や」ということになる。同じ短歌の趣味があるのに、生活となると別だ。弟に父の介護は無理だろう。
 東京の妻・秀子から電話。94歳の義母も元気らしい。
 夜、DVD「BONES」9を見たあと読書。
 台風28号が近づいており、雨激しくなる。

10月8日(木)雨のち夕方から晴
 台風28号は去ったようだ。中津川は山に囲まれているので、被害は少ない。恵那から坂本あたりまで停電したらしいが。
 ケアハウス「リリーフ館」から申込み用紙が届いたので父に見せると「こんなもんに入らんとあかんか」と不満そう。父が調べろと言ったから調べただけなのに。それに今すぐ入れるわけではない。30人待ちなのだから申込んでも入れるのは4〜5年後だ。それまで父が生きていられるかどうかだ。
 昼食時の父との会話。
「お前は俺のために中津にいるんやないやろな」
「ぼくは東京より、中津のほうが住みやすい」
「俺はなんでも一人でできるで、お前は自分のこと中心に考えなあかんぞ」
「わかってる。好きなようにしてるよ」
「そんならええ」
 雨が上がって陽がさしてきたので三洋堂まで歩き、DVD7本借り、書籍フロアで名古屋の地図を買う。25日の日曜日に名古屋へ遊びに行こうと思う。朝食後出かけて、夜8時頃帰る計画だ。こうすれば気晴らしになるし、父も一日一人でいられる。
 東美濃農協組合へ行き、9月のシルバー料金9416円を払う。「アピタ」買い物。午後2時過ぎ帰宅。原稿書き。熱36度6分。
 夕食のときから父の態度が急に柔らかくなった。いつもは黙って食べるのに、昔の伊勢湾台風の話などをする。弟がかきまわして帰ったあと、昼食時の話合いで納得するものがあったのだろう。「お前、東京へ栗きんとん送れ。その金は生活費から出していいぞ」などと言う。お互いに分かり合えて、実にいい気分。
 夜、DVD「BONES」シーズンIIの1、2を見たあと読書。深夜、熱36度4分。

秋名菊

■名古屋行き計画
10月9日(金)晴
 台風一過のいい天気。弟のふとんを干し、自分のふとんも干す。
 午後、父は床屋へ出かけた。自分は「夢」「アピタ」と回って2時過ぎ帰宅し、まず自室の机を片付け、こたつを出す。次に弟のふとんを取り込み、押入れに収納。最後は自室に掃除機をかけ、ふとんを取り込んで、冬用のシーツに替えて敷いた。これで冬支度はできた。
 父が床屋へ行っているときに客が来て、父の歌集4冊ほしいというので渡すと代金1万円を置いていった。帰宅した父に話すと「これ小遣いや」とその1万円をくれた。
 夜、DVD「BONES」シーズンIIの4を見たあと「にしの」「いちりき」とはしご。
久し振りなのでかなり酔った。父からもらった1万円が消えた。
 アメリカのオバマ大統領、ノーベル平和賞。

10月10日(土)晴
 午後、父は歌会へ出かけた。自分は買い物から帰ったあと、名古屋の美術館を地図とネットで調べる。25日の午前9時半の電車で金山まで行き、ボストン美術館、名古屋美術館、松坂屋美術館、徳川美術館と4カ所見る。名古屋で夕食し、名古屋19時発の電車に乗れば20時過ぎに帰宅できる。茶の間の父のカレンダーの25日に「一洋、名古屋。午前9時半〜20時」と書き込む。
 帰宅した父にカレンダーを示して伝えると、「そうかそれはええことや」と嬉しそうだった。
 夜、DVD「BONES」シーズンIIの5、6、7を見たあと入浴。「ラジオ深夜便」。クラフトエヴィング商会の吉田夫妻が出ていて、昔一緒にした仕事を懐かしく思い出した。

10月11日(日)晴
 朝食後、洗濯。10時再就寝、11時再起床。熱36度4分。
 午後、「夢」でアメリカンコーヒーを飲んだあと図書館で資料調べ。「アピタ」で買い物。りんごが一個158円とは驚きだ。
 2時半帰宅。原稿書き。熱37度。
 夜、DVD「BONES」シーズンIIの8、9、10を見たあと読書。
 午前零時半に、ビ、セ、デを服んで就寝も眠れず起きてセルシン2錠追加。こんなことは久し振りだ。熱35度7分。これでは下がり過ぎ。

10月12日(月)体育の日 晴
 午前7時半起床。道路へゴミを出す。
 朝食後再就寝。11時再起床。熱36度5分。
 午後、「夢」へ。いい天気だが空気は涼しい。「アピタ」に寄って2時過ぎ帰宅。熱37度1分。父の寝室、茶の間、和室、廊下に掃除機をかける。
 夜、DVD「BONES」シーズンIIの11を見たあと「にしの」「じゅうべえ」とはしご。
11時半帰宅。

ダリア

みずひき

■テノール歌手来る
10月13日(火)晴
 午後、三洋堂、図書館、「夢」「アピタ」と回り、一旦帰宅したあと可知医院へ夕方の自分の順番取り。15番だから6時前に行けばいい。熱36度8分。
 夕食後、可知医院。晩酌には「フリー」しか飲んでないので酒の臭いはしないはず。体が火照っているのに熱を測ると36度5分と低い。医者の前だからだろうか。もうしばらく様子を見る、ということでグランダキシンの処方箋をもらう。自立神経失調症は、治るのに1年かかることもあるらしい。
 夜、DVD「BONES」シーズンIIIの1、2を見たあと読書。熱37度1分。夜は下がるはずなのにおかしい。いつもと違う。
 午前零時、熱36度5分に下がる。

10月15日(木)
 朝食後、再就寝、11時再起床。熱36度5分。
 午後、「夢」「アピタ」と回って2時前帰宅。熱37度1分。熱はあるけれど予定通り坂道の掃除。隣家は無人だがブロック塀の蔦の落葉がひどい。軍手でむしり取り、隣家の庭に捨てる。この作業が大変で終わる頃には汗びっしょり。シャワーを浴びて熱を測ると36度8分に下がっていた。汗をかいて体が冷えたせいだろう。
 夜、DVD「BONES」シーズンIIIの5、6を見たあとゲラ読み。熱36度5分。

10月17日(土)雨
 午前中、電通PRより「坊っちゃん文学賞」の最終候補作の8本の製本届く。
 午後、雨の中、三洋堂まで歩き、DVD7本借りる。「夢」でアメリカンコーヒーとスポーツ新聞。「アピタ」で買い物して帰宅すると、父が仏壇を開けて拝んでいる。「母ちゃんの月命日は18日やから、明日花買ってくるで」と言うと「母ちゃんの死んだのは18日やったか?」とボケた。熱37度5分。
 夜、DVD「LOST」の1を見たあと「にしの」。10時半帰宅。入浴。熱36度1分。

10月18日(日)晴
 母の月命日なので仏壇を開け、線香をあげる。熱36度7分。
 午後、「夢」「アピタ」花屋を回って帰宅途中に父と出会う。「俺、ちょっと散歩してくるで」と言った。元気なものだ。
 仏壇に買ってきた花を活ける。父の留守中に、寝室、茶の間、廊下と掃除機をかける。坂道の落葉を掃く。熱36度9分。夕食後、熊崎が迎えにきて文化会館へ。パブロ・マシアスというスペインのテノール歌手のコンサート。文化会館のキャパは1000人だが満員だった。「忘れな草」「ある晴れた日に」「帰れソレントへ」「オー・ソレ・ミオ」などポピュラーな曲が並び、「浜辺の歌」「荒城の月」のサービスもあった。
 9時に終わって、同級生たちと「かかし」へ。11時半帰宅。熱36度1分。
 加藤和彦氏自殺。62歳。

秋海堂
南天

■東京より友人来る
10月20日(火)曇
 朝食準備中に可知医院へ、父の定期健診の順番取り。10番だった。
 父が出かけたあと再就寝。11時頃起床。熱36度7分。
 午後、「夢」「アピタ」と回り、吉田米店に米5キロ配達を依頼。2時過ぎ帰宅。熱37度2分。
 夜、DVD「LOST」4、5を見る。熱36度7分。
 自律神経失調症の薬、グランダキシンを朝食と夕食のあとに服んでいるが、どうも頭痛がする。副作用か。

10月21日(水)晴
 朝食後、再就寝。11時再起床。熱36度6分。
 午後、三洋堂、「アピタ」と回り、午後2時帰宅。
 父に頼まれて母のタンスを一段ずつ開ける。埃除けの布が掛けてあり、それをそっと持って行き庭で払う。ナフタリンを入れ、布を掛けなおす。
 台所の浄水器が水漏れを起こした。原因がわからないのでストップにする。
 夜、DVD「Dr.HOUSE」シーズンIの3、4を見る。熱36度4分。
 毎日同じパターンの生活。どこかで切り替えないと、うつ病になりそうだ。

10月22日(木)晴
 朝食後、洗濯。後藤理髪店。熱36度8分。
 午後、「夢」で熱を測ると37度2分。午後から夕方が最も高くなる。
 夜、DVD「Dr,HOUSE」シーズンIIの5、6、7を見る。東京の河田光史から電話があり、明日、三菱の取材で中津川に来るという。夜、飲む約束をする。
 深夜、熱36度3分。
 南田洋子死去。76歳。

10月23日(金)晴
 朝食のとき、父が「従妹が106歳で死んだ。新聞に載っとる」と言った。上矢作の本家のほうだが、あまり深い付き合いはなかったらしい。父は朝起きると、まず新聞の岐阜県版「おくやみ」欄を見る。自分の知人が死んでないかを確認するためらしい。
 朝食後、9時15分から再就寝。10時45分再起床で1時間半も寝てしまった。熱36度8分。
 午後、三洋堂、「夢」「アピタ」と回り2時過ぎ帰宅。雑誌読み。
 夜、7時半に東京から来ている河田と駅前で待ち合わせ。「にしの」で飲む。河田はフリーライターで、自分が「ダカーポ」にいた頃からの付き合いだ。彼は三菱の広報誌を作っており、今回は中津川三菱電気工場の取材で来た。11時半帰宅。熱36度4分。

東京から来た河田と「にしの」のママ

■歩き疲れた
10月25日(日)晴のち曇
 朝食後、9時13分の電車で名古屋行き。気分転換の日。父も夜まで一人でのんびりできる。10時20分に名古屋より一つ手前の金山駅で降りる。駅前に「ボストン美術館」がある。企画展は「ヴィーナス」。ヴィーナスは貝から産まれたのではなく、海の泡から誕生し、貝の舟に乗ってキプロス島に上陸したと知る。鍛冶屋と結婚するが、たくさんの男と浮気している。キューピッドはヴィーナスの子供というのが現在の定説らしい。
 金山から地下鉄で矢場町へ。松坂屋デパート内の「松坂屋美術館」。企画展は「親鸞と東本願寺」。最終日なので混んでいた。円山応挙や棟方志功などの襖絵を見る。
 歩いて「名古屋美術館」。企画展は「絵画と写真の交差――印象派誕生の軌跡」。絵画と写真誕生の歴史が年表になっていて興味深い。ドガやモネを見る。
 昼食にきしめんを食べたかったのだが、日曜日なので休み。結局昼食はコンビニのおにぎりですませることになってしまった。この時点で午後2時を過ぎていた。
 バスで徳川園新出来(しんでき)まで。市バスと名鉄バスの乗り場を間違えてちょっと迷った。「徳川美術館」。特別展は「戦国ふぁっーしょん」。これには驚いた。兜のデザインがすごいのだ。針ねずみみたいに尖った針が何十本も刺さったのや、長い帽子状になったものなど笑えるものがいっぱいある。NHK大河ドラマ「天地人」の「愛」兜もあり得たと思う。当時は優れた兜デザイナーがいたのだ。斬新である。
 隣の徳川園に入ってしばらく休む。とにかく歩きっぱなしで疲れた。足が浮腫んでいる。陽が暮れてきそうなので、タクシーで名古屋駅前の新しいビル「ミッドランドスクエア」へ。東京の六本木ヒルズの森タワーと同じで高級ブランドショップが入っている。
 4階の「ISORA」というイタ飯屋で夕食。そのあと隣の「MUY」というバーで白ワイン。名古屋駅から6時40分発の特急に乗る。7時半には中津川に着いた。父は「おう、早かったな」と言った。父へのみやげは「赤福」。
 父は夕食に、自分が買っておいたさんまの缶詰を食べたらしい。
 疲れた。一日に4館は無理だとわかる。次からは2館にする。いくら前調べで区域を絞っても、歩きずめはきつい。
 9時入浴。11時就寝。熱36度3分。昼間歩いているときは熱のあるのがわからなかった。

ボストン美術館
徳川美術館

10月26日(月)雨
 朝食後、洗濯。雨が降っているので廊下に干す。
 父の右足のふらはぎに1センチ大の黒いかさぶたが出来ている。父は皮膚ガンだという。
 市民病院の予約センターに電話し、明日午前10時の予約を取る。最近は市民病院へいきなり行ってもダメらしい。医者の紹介状か予約センターへの申込みが必要。
 午後、「夢」でアメリカンコーヒーとスポーツ新聞。熱36度9分。血圧144・77。ちょっと血圧が高い。
 夜、DVD「マインド・シューター」を見たあと「にしの」「じゅうべい」とはしご。
11時半帰宅。熱36度4分。グランダキシンを服むと頭痛がするので服むのを中止する。

市内にある中山道の標識

■障子を張り替える
10月27日(火)晴
 午前9時半、父が市民病院へ出かけた。10時再就寝。11時再起床。熱36度9分。
 父が11時40分頃帰ってきたので結果を聞くと「ようわからんが、俺は皮膚ガンやと思っとる」と言う。足のかさぶたをメスで切除したらしい。絆創膏で包帯が止めてあった。
 午後、三洋堂、「夢」「アピタ」と回り、2時過ぎ帰宅。父の寝室、茶の間、廊下、自室などに掃除機をかける。
 夜、DVD「LOST」シーズンIIの1、2を見たあと読書。深夜零時、熱36度3分の平熱に戻る。

10月28日(水)晴
 朝食後、再就寝。11時再起床。再就寝するとたっぷり眠った感じがして午後からが楽になる。
 午後、銀行から東京へ生活費を振り込み、買い物をして2時過ぎ帰宅。原稿書き。
 夜、DVD「LOST」シーズンIIの3、4を見たあと読書。熱36度5分。

10月29日(木)晴
 午前中は忙しかった。
 まず、父が家中の障子を張り替える、と言い出した。確かに破れたり、変色している。
 なじみの表具屋さんが来て、とりあえず廊下側の8本をはずして持っていった。
 次に、我が家の墓を作った石材店が来た。父が墓に燈籠を立てたいという。生前に母が希望していたので、来年1月16日の三回忌に間に合わせたいと頼んだ。障子を張り替えたり、墓に燈籠を立てたり、父は生きているうちに、やるべきことをやっておこうと決めたらしい。
 10時には、ケアマネの垣内さん来。月末の定期面談。父は特に悪いところはないので、15分ほどで終了。熱36度5分。
 午後、「夢」でアメリカンコーヒーとスポーツ新聞。熱37度2分。
「アピタ」で買い物して2時頃帰宅。
 夕方、表具屋さんが張り直した障子をまず6本持ってきた。
 夜8時、還暦合唱団。終わって「かかし」で軽く飲んで11時過ぎ帰宅。熱36度3分。

父に面談するケアマネ垣内さん

■まずは平穏な日々
10月30日(金)晴
 朝食前に、表具屋さん来て、自分の部屋の障子6本を持っていった。
 朝食後、新聞を読んでから再就寝。11時再起床。熱36度5分。
 天気がいいのでふとんやシーツを全部干す。
「夢」「アピタ」と回り2時過ぎ帰宅。坂道を掃く。熱36度9分。
 夕方、表具屋さんが張り直した障子を全部持って来た。これで終了。料金3万7400円。部屋が急に明るくなった感じ。
 夜、DVD「LOST」シーズンIIの5を見たあと「にしの」「じゅうべい」「いちりき」とはしご。11時半帰宅。飲み過ぎた。
 三遊亭円楽死去。76歳。

10月31日(土)晴
 朝食後、再就寝。11時再起床。1時間半も眠ってしまった。昨夜飲み過ぎたせいだ。熱36度4分。
 午後、「夢」の体温計で測ると37度4分に上がっていた。「アピタ」で買い物し、2時帰宅。父の寝室、茶の間、和室、自室に掃除機をかける。
 次に10月分の生活費の清算。支出総額9万4964円。10万円以内でおさまった。シルバー代、ビール代、灯油代、区費などの特別出費をのぞくと一日平均の生活費は2100円。
 父に見せると、支出が10万を越していないことだけを確認して「これでええ」と清算書を返してきた。
 夜、DVD「LOST」シーズンIIの6、7を見る。10時半入浴。原稿書き。深夜、熱36度4分。
 今月も平穏に終わった。自分の自律神経失調症がいつ治るのか。それだけが不安。昼間の熱が高いのがうっとおしい。

(次回へつづく)


大島 一洋  (おおしま・いちよう)
1943年岐阜県中津川市生まれ。早稲田大学第一文学部美術専修科卒。
大和書房を経て、平凡出版(現マガジンハウス)に中途入社。「週刊平凡」「平凡パンチ」「ダカーポ」「鳩よ!」などの雑誌および書籍編集にたずさわり、2005年定年退職。現在はフリー編集者&ライター。著書に『芸術とスキャンダルの間』(講談社現代新書)。
 
 
 
 


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