【特集】 私の介護奮闘記  「 田舎日記 」
2007.04.09
Vol.3 2006年 「なんや、わてがおらんほうがええのか」と、母 介護認定で、父は3、母は2 下血で精密検査
大島 一洋
「 いちりき 」 へ飲みに抜け出す
10月30日(月) 晴
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朝、大根おろしを擦る父
 
 午前7時15分起床。父が台所で大根を擦っていた。毎朝しらすおろしを食べるのが長年の習慣らしい。洗面後、父と代わって自分が台所に立ち、あさりのみそ汁を作り、佃煮や漬物、りんごなどの用意をする。その間に父が洗面。母には、風呂場で洗面器に湯を出し、顔を洗わせる。母は 「 こうしなさい 」 と指示されなければ、何もしないままでいる。
 
 9時。柘植建毅に紹介されたパソコンのプロバイダー「タケネット・サービス」へ電話。 
 10時。ケアマネ垣内さん來。母をデイサービスに行かせることを勧められる。父に相談すると 「 そんなもん、あかん 」 と言う。何度もやってみたが馴染まなかったらしい。では見学だけということで近く試すことに垣内さんと決める。
 
 昼食は、トースト、ジャム、ヨーグルト(キウイ、キンカン入り)、野菜サラダ、コーヒー牛乳、柿。朝と昼の食事は定番がわかってきた。
 
 午後2時。タケネット・サービスの深谷さん來。パンフレットを見ながら、ノート型パソコンとプリンターを決める。見積もり18万7千円。

 アピタで夕食用の買い物。4時にヘルパー小林さん來。あっという間に時間がたつ。
 
 5時。夕食。ぶり大根煮、里芋煮、ほうれん草ごまあえ、みそ汁 ( 豆腐、ねぎ、なめこ )、ごはん、柿。退院したばかりの父のために、病院食と同じ一汁三菜にしている。
 食後、夕刊を読み、6時のNHKニュースを見て自室へ。明日のメニューを考え、買い物リストをメモしたあと、資料本読み。
 
 9時頃、父が玄関の鍵を閉めに來て、玄関脇にある自分の部屋へ顔を出し 「 俺、もう寝るで 」 と声をかけた。「 おやすみなさい 」 と応ずる。

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「いちりき」のママ76 歳
 
 仕事の区切りがついた10時頃 「 いちりき 」 へ行く。客は誰もいなくてママと飲む。まだ2度目だから、お互いに身分を探り合う感じの会話。ビール中2本とママがトマトジュースを飲んで2500円。東京に比べれば安い。
 11時帰宅。入浴。ビール、セルシン、デバスで12時半就寝。
 
父が朝食を作る
10月31日(火) 晴
 目覚まし時計のセットの仕方を間違えたらしく、父に起こされる。午前8時。あわてて洗面。朝食は父が作った。朝食後、仮眠していると、玄関に客。若いスーツ姿の男で 「マルハチですけど、古くなったおふとんと、新しいのと交換するサービス訪問です」 と言う。こんな山の中まで営業しているのだ。住んでいるのは年寄りが多いから、意外に商売になるのかもしれない。即断る。
 昼食後、月末なので父に生活費の精算書を渡す。「 10万出してこいや 」 と言ってキャッシュカードをくれる。十六銀行で現金を出し、向かい側の三菱東京UFJ銀行の自分の口座から、東京の妻へ12月分の生活費を振り込む。帰宅し、父にカードと現金10万渡すと、「 これでしばらくやってくれ 」 と言って5万くれた。
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母とヘルパー杉山さん
 
   4時、ヘルパー杉山さん來。5時夕食。ごはん、みそ汁 ( 豆腐、わかめ )、かぼちゃ煮、卵焼き ( ねぎ入り )、漬物、りんご、梨。食卓に座った父が 「 こんな程度の料理で、ヘルパーが必要か 」 と言う。そう言われてみれば自分でも作れる内容だ。母がボケてからは、父がずっと食事を作ってきた。料理には自信があるのだろう。献立がまずかったと反省。
 
  夕食後、近くに住んでいる弟の同級生・下畑士彦に電話。わが家は14区5班になるらしいが、彼が5班の班長と聞いたので、東町道路からの坂道にパイプ手摺りを設置する手続きを依頼。「 次の班長会で提案してみる 」 との返事。
 資料本を読み、入浴後、ビール、セルシン、デバスで12時就寝。
 
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