【特集】 私の介護奮闘記  「 田舎日記 」
2007.03.12
Vol.2 2006年 父退院  「あんた、誰やね」と、退院の父に、母 ヘルパーさんに日曜を除いて毎日来てもらう 転ぶのが一番あぶない
大島 一洋
弟のコネで家の中に手摺り
10月20日(金) 曇
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父93歳、母88歳
  午前10時。ケアマネージャーの垣内さんが、訪問介護センターの佐伯美智子さんと一緒に來。佐伯さんにヘルパーさんの手配を依頼。
 10時半にエビス建築の纐纈さん来る。弟のコネで家の中に手摺りをつけることにしたのだ。老人は転ぶのが一番あぶない。
 母を玄関から歩かせ、どこに手摺りが必要かを調べる。その結果、玄関の上がり口、廊下、トイレの通路、風呂場の4箇所に決まる。見積もり4万6000円。このうち9割は介護保険で戻ってくる。
 午後、弟と市民病院へ。父がキャッシュカードと暗証番号を書いたメモをくれたので、病院玄関のATMで10万円引き出す。残高を見ると約300万あった。
 父を見舞ったあと、弟はそのまま帰京。彼は忙しい身だし、二人いてもしかたがない。「 アピタ 」 で買い物。食パン、佃煮、おにぎりなど。高木酒店で缶ビ−ル1パック。帰宅すると、風呂場の浴槽からまた湯があふれていた。母は字が読めることを思い出し、「 故障中。さわってはいけません 」 と紙に書いて風呂場の蛇口にセロテープで貼り付けた。
 夕方5時、母と夕食。大食いの弟が炊飯器のごはんを全部食べてしまったので、おにぎり、みそ汁(豆腐、ねぎ)、しらす&大根おろし、佃煮、りんご。 「 なんだかよう、頭がぽーとする 」 と母が言う。「 それは、ボケてるからや 」 と応ずる。「 なに?」 「 頭の病気 」 「 なんや、ようわからんけど、まあ、どうでもええわ 」  母を入浴させ、自分も入る。自室で東京と仕事の連絡後、ビールを飲みながら介護センターにヘルパーを依頼する書類に記入。セルシン、デバスで12時就寝。
 
母と自分の下着を洗濯
10月22日(日) 晴、夕方から雨
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母と自分の下着を洗濯する
 
  午前中に、母と自分の下着を洗濯し、物干し場に干す。
 12時30分のバスで市民病院へ。父の顔色が日毎によくなっている。介護費用銀行引き落としのための書類に父の銀行印を捺してもらう。手摺り設置の配置図と見積もり書を見せる。
「 母ちゃんはどうや 」 「 子供みたいや 」 「 はは、そうやろな 」
見舞客が来たので帰宅。
 母が台所できゅうりを洗っていた。
「 どうするの?」 「 これを今朝たべんさい 」 「 今朝?」 「 朝やがね 」 「 今は夕方だよ 」 「 なにい?」
 母は朝と夕方の区別がつかないようだ。一日中こたつに入って寝ているせいだろう。テレビも見ない。時々家の中と庭を徘徊するが、ほとんどは寝ている。1日に18時間くらいは横になっている。
 5時。夕食。ごはん、吸物(豆腐、ねぎ)、里芋煮、佃煮、漬物、りんご。缶ビールを飲みながら、母が食べ終えるのを待つ。風呂に湯を入れ、母を入浴させたあと、自分も入る。
 台所と茶の間と自室のごみを黄色い可燃ごみの大袋にまとめ、玄関に出しておく。この東町地区は、月、木が可燃ごみの日。不燃ごみと資源ごみは月に1回しかない。
 7時に自室で家計簿。なんだか熱っぽい。ビタミンCを5錠服む。資料本を読んだあと、セルシン、デバスで11時半就寝。
 
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我が家の台所と冷蔵庫の中
 
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