2007.10.22
 
長宗我部様 タイトルをお願い致します
 
 
大島 一洋

 

8月1日(水)晴
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 「にしの」の忍ママの浴衣 
 

 午後1時37分の電車で坂下へ。タクシーで老健まで。母は、昼食が終わって3時のおやつまでの休憩中。ホールでテレビを見ていたので、車椅子を押して談話室へ行く。車椅子に敷くクッションを買ってきたので、母を抱えていったん談話室の椅子に座らせ、クッションを載せて、再び車椅子に移す。「どうや、お尻が楽やろ」「なんか、ええね」と嬉しそう。「あの向こうはどうなっとるの」窓から見える山林を指差して聞く。「山があるだけや」「なんかよう、じぶんの過去がとおいとおい山の向こうに隠れてまったようや」なかなかうまい表現だ。
 母のベッドのある部屋が変わっていた。介護師さんによると、新しく入所してくる人の症状に合わせて四人部屋の組み合わせを変えるのだとか。同じ症状の人を同じ部屋にすれば介護しやすい。
 3時のおやつは牛乳とカステラ。3時15分の電車で自宅へ戻る。
 夕食後、夕刊とニュースを見る。阿久悠死去。70歳。
 応募原稿を読んだあと、「にしの」「いちりき」をはしご。阿久悠しばりで5曲ほど歌う。
「平凡パンチ」時代を思い出す。12時帰宅。入浴後「ラジオ深夜便」

 

8月7日(火)晴

 夕食を野菜カレーにし、じゃが芋、人参、玉ねぎ、ピーマン、なす、トマト、黒豆、にんにく、豚肉を入れたら、父が「俺はもっと単純なカレーがええ」と言う。新しい味には馴染まないようだ。
 夜、応募原稿読み。9時過ぎ「にしの」11時帰宅。

 

8月8日(水)晴
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 サルスベリの花
 

 午後1時37分の電車で坂下老健へ。ケアマネの吉村さんから、母のリハビリ報告書を受け取る。平行棒を使えば少し歩けるようになったという。これは大成功。オムツが取れるところまでは無理だが、ポータブルトイレへの移動がずいぶん楽になる。
 「母ちゃん、歩けるようになったね」「わたいは、むかしから歩けるよ」「そうか、えらい」「人はよう、それぞれ判断ちゅうもんがあってね、Aという人はこっちや言うし、Bの人はあっちや言うのや。世の中そううまいこといかんでね」時々こういう人生論をたれるのが面白い。頭の中はどうなっているのだろう。
 3時40分帰宅。父が畑の雑草を鎌で刈っていた。母が老健に入所できたおかげで、自分は楽だし、父も好きなように生活できて平穏な状態が続いている。介護しているという感じがしない。
 夜、原稿を一本書いて、「いちりき」「にしの」とはしご。11時半帰宅。

 

 

8月11日(土)晴

 午前9時から、父と畑仕事。大根の種を撒く場所に肥料を入れ、自分が鍬で土と混ぜた。次に里芋の畝に肥料をかけ、畝の間に付近の雑草を刈って埋めていく。
 日差しが強いので10時で止める。熱中症が怖い。
 夕食にベーコンとしいたけ、人参、玉ねぎの中華煮を出したら、父が「こういう味はすかん」と言った。食事がマンネリ化しているので、いろいろ工夫するのだが、父にその必要はないようだ。
 夜、応募原稿読み。

 

8月12日(日)晴
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 花火大会 
 
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 花火
 

 朝食後、茶の間と自室の絨緞を剥がして巻き取る。いったん部屋の物を全部運び出さなければならないので、大変だ。掃除機をかける。父は突っ立ったまま、あれこれ指示する。畳が現れたので涼しい感じ。疲れた。
 午後7時半から花火大会。駅の向こうの桃山で打ち上げるらしい。麻の浴衣に角帯を締めて出かける。町のどこからでも見えるが、ビールを飲みながら見たいので、それらしい店を探す。「いちりき」の近くの居酒屋が、店内の椅子を全部外に出して、営業していたので生ビールを注文する。真正面に花火が見える。8時45分まで、かなりの数の花火が上がった。こんなにじっくり花火を見物したのは久し振りだ。
「にしの」に寄り、11時帰宅。入浴。「ラジオ深夜便」

 

8月13日(月)晴
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おいでん祭の風流踊り
 
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御みこし
 
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坂下の祭りの太鼓
 

 午後、長男の龍から電話。おばあちゃんが施設に入っている、と父がしゃべったので、明日見舞いに来るという。父は「そんなもん、わざわざ来んでもええ」と言う。孫にまで気を使っている。龍が中津川に来るのは7〜8年振りくらいのはず。
 夕方からこの町の夏祭り「おいでん祭」駅前通りに風流踊りと市内の企業神輿が出ると聞いていたので、浴衣で出かける。ものすごい人出だった。この寂しい町にこんなに人がいたのかと驚くほどの数。風流踊りは400年前の踊りを復元したものらしいが、太鼓を叩きながら背負った長い旗竿を上下させる。市内各地域の連が順番にやって来て、駅前広場に集結する。初めて見たが、ちょっとテンポがのろい気がする。企業神輿は社名の入った手作りで、それぞれ社員が担いでいるのだそうだ。
 松原、柘植に会い、「ひょうひょう」「信乃路」という店に連れていかれる。途中から熊崎も合流。最後は「いちりき」11時半帰宅。

 

8月14日(火)晴 暑し
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 母と龍 
 

 午前10時、龍到着。茶の間で雑談。龍が持ってきた孫(父にはひ孫)の写真を見る。6歳と1歳の男児。
 11時に三人で駅へ。キヨスクでおにぎりを買い、坂下への車中で食す。老健へ着いたら、母は昼食を終えたところだった。談話室へ連れていく。母は龍のことを覚えていなかった。ひ孫の写真を見て「かわいいね」と言い続けている。
 そのうちに、うつらうつらし始めたので、ベッドに寝かせる。あっという間に眠ってしまった。
 3時半に中津川へ戻り、回転寿司「丸忠」へ行く。たっぷり食べ、夕方5時の電車で龍は帰京。日帰り出来るのだ。
 夜、応募原稿読み。暑い。扇風機しかないので、汗が滲み出る。

 

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