【趣の庭】軽井沢便り Vol.73
 趣の庭】軽井沢便り  Vol.74
2015.8.25   

Karuizawa Journal

ベトナム式オイルマッサージ

海、森リゾートにはまる



荒井 久  

   今回もまたベトナム報告。ただし、今回は完全に観光。実はベトナムはニャチャンにはまってしまった感じなのだ。今年の正月休みに来てからのお気に入り。 特にワイフが気に入り、5月の連休もニャチャンで過ごし、その場で8月の夏休みもここに決めてすぐに予約したのだった。ニャチャンはホーチミンから海岸辺 りを北上、約120kmのベトナム一の海岸リゾート地だ。


 中心街の海岸には有名ホテルが軒を連ねるが、海水浴場としてはイマイチかも。ただ、車で20分ほど離れた地点にあるDIAMOND BAY Resort & Spa。ここがとても気に入った。想像を絶する広大な土地を有し、ゴルフ場としても有名らしい。

 これがDIAMOND BAYの広大なエントランス。この左右にたくさんのビラがあり、海岸寄りの中心地に大きなプール、レストランが点在している。


 それにしても8月1日からの9泊。とりあえずDIAMOND BAYは5泊とし、次の3泊はダラットの森の中、DALAT EDEN Lake Resort & Spaに、最後はハノイに1泊と相成った。ワイフは海が好きで、僕は森が好き。最後は大事な人に会いたいということで妥協のプランになった。というわけ で、相変わらずの僕の珍道中。写真集みたいな旅日記だが、最後までお付き合いいただければありがたい。


  という訳で、DIAMOND BAYでは早速にプールへ。とはいうものの、ここでも何度か書いているが、僕はほとんど泳げない。もう20年以上も平泳ぎ15m、背泳ぎ5mという実力なのである。今回も15m必死の思いで泳いで、やったーという表情なのだ。


  必然的に自分の泳ぎより、プールでも「観光」に興味がいく。スタイル抜群のロシア人が多いので目の保養には困らない。どうやらロシア人は表に後ろにたんまりと太陽を受け入れている。だから海パンも限りなくTの字に近い。




  こんなところだから、ジムでトレーニングなんて空いているに決まっている。元々、今回の旅行の大目標は身体を鍛えて絞ることだった。このところ、僕もワイ フも体中、余計な脂肪群に襲われている。この旅行で何とかせねばならない。ワイフはランニングに励み、僕は腹筋とストレッチに励んだのであった。


  ただご褒美も与えた。美味しいお食事とマッサージ。残念ながらSpa内部はWifiも写真撮影も禁止だから入り口の写真しかないのだ。中では極上のベトナ ム式オイルマッサージが待っていた。どうやら広大なサウナ、水風呂などがあるのだが、使う人が少ないらしくて、僕らはいつもマッサージの前に30分のサウ ナを楽しんだ。しかも約1000円のサウナ料金を無料にしてくれた。いつしか僕は一にマッサ、二に食事を楽しむようになっていた。



 ホテルの敷地内には美しい花が咲き乱れる。たぶんハマユウの種類だと思うが毎日、楽しませてくれる。なんとも清々しく綺麗だ。


 プールサイドの食事も楽しい。なるべくカロリー減で美味しいものを選択するのだが、僕にとってはビールが欠かせない。なにせここでは 有名なベトナム珈琲よりもビールの方が安いのだ。ほとんど水と同じ料金。まるでビールを飲めよと言わんばかりだ。ココナッツジュースも旨い。ホテルのス タッフがするするとココナッツの木に登り、ココナッツの実を取ってくれた。

 そして夜は市街地に繰り出す。中心街にあるビール工場付きのレストランはなかなか良かった。真ん中にプールもあった。日本の半値ぐらいの感覚なら、とてつもなく美味を味わえる。


 5泊もいたので、一つぐらいはどこかにツアーでもと選んだのが「カントリー・バイクツアー」。ホテルからサイクリングかと思いきや、車で30キロも走った田園でのわずかなサイクリング。これでは体は絞れない。



 そのカントリーで出会ったこれが、ベトナムでの伝統的なお家なんだそう。
 自然の中に上手くはまっていた。


 立派なランチが付いていた。減量したいのに山ほど出てきた。結局、おなか一杯、地元料理を楽しんだ。それにしても極上オイルマッサージ1時間分よりも3.5倍の料金はいかがなものか。


 さてそして、海から森へ。8月6日。ニャチャンから約140km西の山岳地帯のダラットへ移動する。何回か仕事で行き来したことがあ るが、すべてはタクシーを利用していた。ベトナムはタクシー代がとても安い。今回はバスがあるというので、ホテルで予約していただいた。驚いたことになん と一人約500円だった。ただ、ダラット中心街にバスは着くので、そこからタクシーに乗り継いだ。
 そこはかねてから憧れのEDENSEE。正式名はDALAT EDEN Lake Resort & Spa。僕らの選ぶホテルは必ずと言っていいくらいSpaが必須だ。さすがに5つ星。エントランスにはグランドピアノが。ただ、あまりに閑散としていたの が気になった。



  とりあえずのランチ。お客は誰もいない。巨大なレストランだが、この1軒しかない。何気に頼んだカレーも美味しい。だが、早速ワイフが拒否反応。こんなところ寂しくていやだと。静かで何もない森だから極上だと僕は反論。


  さて、この森の環境を楽しんでもらうにはどうしたものか。体を絞りたいから、まずはテニスか。そして散歩。途中で従業員のバレーボール遊びに出会い、誘われたが、さすがに入ってはいけなかった。


  信州育ちの僕には懐かしい山、森。ホテルの周辺にも信州でもお馴染みの小さな花が健気に咲いていた。

  ただ、異なるのはこんな木だろうか。ガジュマロか。絶対に倒れないだろうな、これなら。全体が人という文字に見えてくる。しかも木を構成している小さな幹も人という文字で繋がっているから不思議。大地に踏ん張る木だ。

  ワイフのご機嫌が少し直ってきたところで、湖の船乗りに誘う。実はこれが素晴らしかった。10人乗りくらいの船に2人だけで案内してくれた。緑色の湖がな んとも美しい。淡水魚もたくさんいるからお魚で食べている人もいるという。その漁法の風景は何とも風情がある。

  実は驚いたことに目の前だけの湖と思っていたのだが、なんとも広大に広がる湖というのが実態だった。赤いポイントがホテルに所在地でとてつもなく入り組んだ湖だった。聞けば、あちこちの川をせき止めた人造湖なのだそうだ。

  ツアーの船は下側のとある山に接岸する。そこにはなんと像が待っていた。やや怖い気もしたが、ここで乗らない手はない。誘われるままに象さんに。道のない山道で象さんが可哀そうとワイフ。虐待とまでは言えないが、象さんに聞いてみたかった。

  人気の少ないホテルだったが、ここでもやっぱりオイルマッサージが抜群に良かった。やや海岸リゾートよりも高めだったが、雰囲気、技術ともに及第点。こんな豪華な部屋で卓球も楽しめた。

  1軒しかないレストランだが、料理は抜群だった。朝昼晩ともにここになる。スタッフの態度も良かった。最初に鍋料理を面倒見てくれたのがLinhさん。今 年3月にダラット大学を卒業してからこのホテルに。英語ができるほか日本語にも興味を持って接してくれた。賢いし、なにより可愛い。教えて欲しいと言われ た「どういたしまして」という言葉。今でも覚えているだろうか。

  フロントマネージャも毎日、僕たちのアクティビティを心配して、僕たちの食事中にもやってきて相談にのってくれた。ラン(Lin)さんがその人。彼には アーチェリーも教わった。料理はどれもこれも美味しい。青胡椒をたくさん載せたフィレステーキも抜群だったし、豆腐に玉ねぎ、ガーリックの揚げ炒めを載せ た料理には驚いた。もしかして真似したらできるかも。シェフに乾杯!の気分だった。
  ただ、正直に書いちゃうけど、ある時サニーレタスに砂が混じっていた。そのことを指摘したら、女性スタッフがオーガニックですからと屁理屈を言った。僕はその屁理屈に苦情を重ねたが上手く伝わったかどうか。ちょっと残念だった。料理に自信があり過ぎたからと思う。

  最後にこれまた毎日ケアをしてくれたフロントの女性マネージャーのNyangさんにお礼を申し上げて記念撮影。贅沢な4日間だった。そして旅は最終のハノイに1泊することになる。

  ハノイはHotel Nikko Hanoi。お会いする予定だった方が日本に戻られたためここでもマッサージと食事を楽しむ。
 ベトナム式オイルマッサージにはまった旅だったから、3カ所での料金を比較しておこう。いずれも2人で1時間の料金だ。ただし、DIAMOND BAYはサービスでサウナ30分を付けてくれた。一番高いNikkoが素人っぽかった。ちなみに街場のマッサージは1人1時間1500円くらいだ。

DIAMOND BAY Resort & Spa:95万ドン(約5430円)
DALAT EDEN Lake Resort & Spa:107万ドン(約6114円)
Hotel Nikko Hanoi:128万ドン(約7314円)

 ワイフは今度の冬休みもDIAMOND BAYがいいねと言っているが、さすがにそれほどの連チャンはいかがなものか。


荒井 久
1945年、長野県生まれ。1968年、東京電機大学電子工学科を卒業して日本経済新聞社に入社。 日経BP社で日経ニューメディア編集長、日経コミュニケーション編集長などを歴任。「コンピュータ・テレフォニー」「ビットバレーの鼓動」「モバイル・イ ンターネットの鼓動」「Web2.0の鼓動」など著書多数。02年、株式会社ソリック(www.soriq.jp)を設立、代表取締役として現在に至る。09年1月、ソリックブックスとして藤原忠彦著「平均年収2500万円の農村」を刊行。09年6月からは、長野県下の名産物をネットで販売する「採れたて長野」( http://www.rakuten.co.jp/toretatenagano/ )を経営している。

 
 
 


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