【趣の庭】軽井沢便り
2013.3.12     
Karuizawa Journal

10年振りの参鶏湯

ソウルの変貌に驚く

荒井 久  

開催前日の歓迎会。
左手前が朔日会ソウル支部長、右端が羽藤先生

 「明後日、ソウルに行くことにしたんだ」という画家集団「朔日会」代表の羽藤朔郎先生の言葉に僕は飛びついた。あれま、僕も行きたい。すぐにネットで調べてみると、なんと往復2万円強という安チケットが取れた。先生とは行きの便は一つ遅うけど、帰りは同じ便。たったの2泊、それも着いたら夕方、帰りは早朝発。ほぼ1日しかないという弾丸出張。僕は「朔日会事務局長」という名刺を印刷して行くことに。

 2月15日から2月21日に開催する第5回日韓交流ソウル国際アート展示会。ここに日本から朔日会の会長、代表をはじめとする朔日会メンバーの作品を約30点参加する。そこに向かう羽藤朔郎代表に同行、サポートするために僕も参加することにしたのだ。

第5回日韓交流ソウル国際アート展示会

 2月14日、僕にとっては約10年ぶりのソウル。その進化振りに驚いた。高層ビルが立ち並び、街はすっかり美しく変貌していた。これが日本のメーカーに追いつき、追い越す力のついた韓国経済の現われか。その感慨を味わっていたところ、大規模空港ゆえか、1便遅く到着した羽藤代表と待ち合わせに失敗。僕はやむなく、遠路タクシーで向かうことに。せっかく2万円強の航空券で来たのにこのタクシー代だけで1万3000円という情けなさ。

名物のチゲ鍋。美味、美味

 しかし、そこにはソウルの美術仲間と美味しいチゲ鍋が待っていた。羽藤先生もほっとした表情。ソウル大好きで、片言の韓国語を操る羽藤先生は仲間たちとの談笑に交わった。明日は夕方にオープニング・パーティということで、夕方までは自由行動に。

 ソウルと言えば明洞。あそこの参鶏湯を食べたい。そこで15日お昼に羽藤先生をお誘いして明洞へ。ところがあの参鶏湯専門レストランが見当たらない。周辺はだいぶ模様替わりしていたからだ。「参鶏湯、ここよここよ」。店主らしきオジサンの誘いに入ったのだが。違った。参鶏湯の鶏が烏骨鶏ではないのだ。

烏骨鶏ではなかった参鶏湯


 店を出た後も僕の気持ちは収まらない。探しに探したところ、とうとう発見。そこで参鶏湯の連ちゃんに。羽藤先生には申し訳ないことになった。この黒い肌の烏骨鶏でなければ、参鶏湯とは呼びたくない。「元祖参鶏湯」と表示されていた。

やっと見つけた元祖百済参鶏湯専門店


これが元祖参鶏湯。黒肌が烏骨鶏

 せっかくだからと向かったのが明洞の隣、南大門市場。ここで眼鏡を買うことに。今はやりのフレキシブルフレーム。赤系のフレーム。遠近両用で圧縮ゆえか、3万円ほど。日本よりは安いとは思うが、最初に入った店で購入したため、果たして安かったのか高かったのか。

南大門市場で求めたメガネ。1週間後に送られてきた

 夕方、6時からはオープニング・パーティ。10人ほどがテープカットに並んだ。僕もその一員に。羽藤先生のスピーチは当然としても、なんと僕までもスピーチを求められて驚く。朔日会ソウル支部長のキム・ジョンブンさんが通訳してくださった。

多くの皆さんでオープニングのテープカット


オープニングで美術仲間と乾杯


第5回日韓交流ソウル国際アート展示会のエントランスで

 そしてその日も、前夜と同じレストランでチゲ鍋を囲む。その美味しさ、たまらない。まるで、ソウルの仲間が歓迎してくださる味、そのものだ。ソウル出身で日本でも活躍する皆さんも何人かいて、楽しいおしゃべりも続いた。

僕も先生たちに並んで記帳


展示会のカタログに紹介されている朔日会のページ


 朔日会としてのメインイベント「第82回」朔日会展は今年6月21日から6月27日、いつもの上野は東京都美術館で開催される。昨年は650点もの作品が展示された。もちろん今年も韓国の仲間たちも参加する予定で、昨年を上回る出展を期待している。美術仲間の憧れ「都美館」での展示。多くの愛好者を含めて、広く呼び掛けていくよう、僕もできる限りのサポートをしていきたい。

いわば「朔日会通信」をお手伝いした



荒井 久
1945年、長野県生まれ。1968年、東京電機大学電子工学科を卒業して日本経済新聞社に入社。日経BP社で日経ニューメディア編集長、日経コミュニケーション編集長などを歴任。「コンピュータ・テレフォニー」「ビットバレーの鼓動」「モバイル・インターネットの鼓動」「Web2.0の鼓動」など著書多数。02年、株式会社ソリック(www.soriq.jp)を設立、代表取締役として現在に至る。09年1月、ソリックブックスとして藤原忠彦著「平均年収2500万円の農村」を刊行。08年06月から軽井沢の貸し別荘「軽井沢ヴィラArai」( http://www.karuizawa-villa.com )を、さらに09年6月からは、長野県下の名産物をネットで販売する「採れたて長野」( http://www.rakuten.co.jp/toretatenagano/ )を経営している。

 
 
 


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