【趣の庭】軽井沢便り
2012.6.12     
Karuizawa Journal

仏パリ、ボルドー行を断念

タイはプーケットに遊ぶ

荒井 久  


 このゴールデンウイークにパリ5泊、ボルドー3泊のツアー・チケットを取ったのは咋年末のこと。仕事の旅行ではなくて良かったけれど、人生初ぐらいの大失態をしでかした。東京発の飛行機を成田発とばかり思い込んでいたのだが、実は羽田発だったのだ。

 予約スケジュールの中央に東京(NRT)の文字が2カ所。てっきり成田空港発着便と思い込んでいた。後でよく見ると、行きの便の最初の1カ所だけ東京(HND)とあった。そうとは知らず4月27日。朝一番の京成で日暮里5:07発の成田空港行きに乗り込む。スカイライナーなら45分で行くのに、早朝につき各駅停車で1時間半も乗った。チェクインカウンターでも、座席指定するまでわからなかった。同じ航空会社で羽田発8:30、北京経由パリ行きと、成田空港発9:00、北京経由パリ行きがあったからだ。


 しばらくしてからカウンター嬢に「この予約は羽田発でした。今からでは羽田に間に合いません」と言われてガーン。「でも、できる限りに努力をします」と。それに一途の望みを託したが、虚しく旅行計画は泡と消えた。キャンセル不可のチケットだったのだ。ホテルだけでも活かそうと新たにエアチケットを求めようとしたが、エコノミーでも50万円と言われてあきらめる。

 このまましょげて連休を過ごすわけにもいかない気分。直ぐにチケットを取ったエクスぺディアで検索。翌日の4月28日、10:55発のプーケット7泊が取れたので、気持ちを切り替えた。そして翌日、なぜか往路の片道だけはビジネスクラスになっていた。今度はラッキー。仕事以外でのビジネスクラスは、たぶん初めて。

   

 翌日、プーケットの朝は晴れ、30℃、88%。パリ、ボルドーより良かったかもと思い始める。そうなると、平泳ぎの僕の限界、15mを、20mまでアップして帰りたい。深さ1m20cm。泳げない僕には、最高にちょうどいい。水泳メガネを持参して、いざプールへ。ところが、そのメガネが真ん中でちぎれてしまった。なんとかならないか。僕はプールのスタッフに相談した。仲良くなって、別のメガネを貸してくれることに。僕はすぐに仲良しになるのが得意だ。さてまずは、プールチェアの上で平泳ぎの練習。よし、と思ってプールへ。それでもやっぱり。15mは行くけど、それ以上はねえ。よくよく観察してみると、足のキックの時にほんのわずかしか進まない。

 後で気がついた。キックの後にほとんど足を閉じていなかった。キックと、その後の足とじで進む気がする。翌日、いざ早朝のプールへ。いきなり20mに成功。だが、相当疲れた。その後は続かない。でもやっと、行き20m、休んで帰り20mに成功。プールスタッフに聞いたら最長47mとか。事情を知ったスタッフが足の練習用板(ビート板?)を貸してくれることに。

 翌日は、1日掛かりの島巡りツアーに出掛けた。島の名はジェイムス・ボンド アイランド。映画に使われたという島だ。ここでカヌーとスイム。明日のプールで真価は問われる。ただし、それほど海泳ぎのチャンスは無かった。でも、確かに体が良く浮く。

 結局、プールでの平泳ぎ30mは記録したけど、それ以上は行けず。ボードを借りてみたものの、情けない。なんともはや、プールに明け暮れたプーケットだったが、それでも平泳ぎ30mがやっとという下手加減。きちんと泳げると言う日はくるのだろうか。この夏もまたプーケット行を予定している。再挑戦だ。実は夏にその予定は取れていたが、パリ、ボルドーからプーケットに変更した際、もともとのプーケット旅行はキャンセルしようと思っていたのだが、それもキャンセルできないことが判明したのだった。

 ところで、せっかくプーケットに行ったのだから「食」の研究もせねば。ネットショップ「採れたて長野」を経営する身なのだ。プーケットは野菜も魚も肉も豊富だった。なによりタイ料理は美味しい。レストランの前に、こんな野菜が並べられていた。

 スーパーには豊富なフルーツの中に「ドリアン」もあった。実はホテルの1階エレベータ脇に「ドリアン持ち込み禁止」のポスターがあったのを思い出し、そうなると余計に食べてみたくなるもの。カットされたものを買い求めてきたが、確かに部屋中に匂いが立ち込めて困った。ベランダに出したが、隣から苦情が来たらどうしようとひやひやだった。

 僕が大好きなのは、レモングラス。食べ物とは言えないのかも知れないが、その存在はまさに女王様の雰囲気。カレーとかお茶でも、僕はギリギリまで噛みしめる。タイのプーケットで、そのレモングラスの香りに誘われて、見つけたのがこれ。箱の中にレモングラスの香りの素と6本の素朴な木。木を通して部屋中をレモングラス香りに包む。これは今も使用中だ。

 もうひとつ、プーケットというかタイで忘れてはならないのが、タイマッサージ。実は毎日通った。とにかく安くて上手いから「命の洗濯」気分。二日目からは2時間コースにしてしまった。最後の二日間は、なんとオイルマッサージにも挑戦。これがまたいけた。贅沢気分を味あわせてくれる旅になった。




 

荒井 久
1945年、長野県生まれ。1968年、東京電機大学電子工学科を卒業して日本経済新聞社に入社。日経BP社で日経ニューメディア編集長、日経コミュニケーション編集長などを歴任。「コンピュータ・テレフォニー」「ビットバレーの鼓動」「モバイル・インターネットの鼓動」「Web2.0の鼓動」など著書多数。02年、株式会社ソリック(www.soriq.jp)を設立、代表取締役として現在に至る。09年1月、ソリックブックスとして藤原忠彦著「平均年収2500万円の農村」を刊行。08年06月から軽井沢の貸し別荘「軽井沢ヴィラArai」( http://www.karuizawa-villa.com )を、さらに09年6月からは、長野県下の名産物をネットで販売する「採れたて長野」( http://www.rakuten.co.jp/toretatenagano/ )を経営している。

 
 
 


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