【趣の庭】軽井沢便り
2011.12.20     
Karuizawa Journal

ここにも「放射線」が飛んできた

凍りつく冬の軽井沢

荒井 久  


 え、ここへもですか、と驚いたのが軽井沢の放射線問題。実はニュースに気が付いていなかったのだが、現場のスタッフから報告があった。サンケイ新聞に小さな記事だが、こんなのが載った。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/111019/trd11101920530014-n1.htm
 長野県軽井沢町の私立軽井沢幼稚園の敷地内で、毎時2マイクロシーベルトを超える比較的高い空間放射線量が計測されたことが10月19日、幼稚園への取材で分かった。幼稚園が20日に除染作業をする。
 軽井沢幼稚園によると、町職員が19日、園舎の雨どい下の排水溝近くで2・2マイクロシーベルトを計測。敷地外の雨どい下でも1マイクロシーベルトを超える地点が1カ所あった。
 軽井沢町では10月上旬、町立小学校の雨どい下で1マイクロシーベルト超を計測。10月13日に軽井沢幼稚園の園庭で計測された放射線量は0・055マイクロシーベルトだった。

 まあ、おそらく、東京でも雨どい下の雨が集まるところでは、こんな現象が起きているのではあるまいか。そういえば、僕のいる東京・文京区は比較的放射線量が高いと言われ、共産党区議会議員が毎朝のように街頭演説をしていた。
 さて、問題は観光地の軽井沢。その騒ぎで、ホテルなどの宿泊キャンセルが相次いでいるという。軽井沢プリンスも真っ青だとか。まさに、凍りつく冬の軽井沢なのだ。
 本当は薪ストーブをガンガン焚いて、外で冷やしたビールをぐびっとやる。たまらなく美味しいのだが。薪ストーブを焚き続けたら、もう寝れなくなる。ストーブの火って、なんだか魔力があるのだ。冬こそ軽井沢。僕はいつもそう思っている。


 このまま、凍りつく、閑散とした軽井沢では困る。そこで早速、軽井沢町役場の対応を調べてみた。こんな情報が掲載されていた。
軽井沢町役場発表の放射線に関する情報
http://www.town.karuizawa.nagano.jp/ctg/00905201/00905201.html
 どうやら、軽井沢町役場では放射線測定カ所を軽井沢病院敷地内及び、小・中学校の校庭、保育園の園庭で簡易測定(測定の高さは、地上から1m)を実施しているという。
 放射線量の測定値については毎日公表されており、その数値はここ半月は0.074マイクロシーベルト/時間から0.098マイクロシーベルト/時間で、別段問題になるような数値ではなさそうだ。仮に、0.08マイクロシーベルト/時間だとすると、1日24時間、1年365日で、年間約700マイクロシーベルト/時間となる。

 1人当たりが1年間に浴びる自然放射線量の平均は、2,400マイクロシーベルトという報告があるのだそうで、それよりかなり低い値と言える。また、胸のX線検査で浴びる放射線量は1回の検査で50マイクロシーベルト、胃のX線検査で浴びる放射線量は1回の検査で600マイクロシーベルトなのだそうだ。
 だから、軽井沢は大丈夫ですよ、と言いたいところなのだが、こればっかりはお客様がどう判断してくださるのか。一度嫌われたら、戻るのに時間が掛かるのです。逆に今のうちなら、軽井沢のいずこも大歓迎してくるかも、とやや宣伝したいのです。

 ちなみに我が方は、貸別荘「軽井沢ヴィラArai」のほかに、ネットショップ「採れたて長野」も運営中。こちらの放射線汚染も気になるので、以下の長野県庁発表のデータを掲載している。
 これまでのところ、大丈夫とのことだ。
長野県内の空間放射線測定結果について
http://www.pref.nagano.jp/kikikan/hoshasen.htm
放射線の体への影響について
http://www.pref.nagano.jp/kankyo/kansei/houshanou/besshi1.pdf

 特に、お米については、気にされるお客様もいらっしゃるので、昨年度22年度米を発売しようかと思いあぐんでいるところ。採れたて長野は現在、野沢温泉村、木島平村、中野市、佐久市と4カ所の名品を販売している。
 実はもう1カ所、東御市のお米の販売が検討に上がっている。このお米は古代から昆虫の化石と言われるほど生き延びている「兜エビ」が毎年発生、田んぼをかき回すことで除草剤が不要と言う田んぼで採れるお米だ。昨年のお米もまだまだ美味しく、農協に納めないで、採れたて長野で販売しようと言う魂胆なのだ。
 放射線を気にされる方には朗報かも、と思っているのですが。

荒井 久
1945年、長野県生まれ。1968年、東京電機大学電子工学科を卒業して日本経済新聞社に入社。日経BP社で日経ニューメディア編集長、日経コミュニケーション編集長などを歴任。「コンピュータ・テレフォニー」「ビットバレーの鼓動」「モバイル・インターネットの鼓動」「Web2.0の鼓動」など著書多数。02年、株式会社ソリック(www.soriq.jp)を設立、代表取締役として現在に至る。09年1月、ソリックブックスとして藤原忠彦著「平均年収2500万円の農村」を刊行。08年06月から軽井沢の貸し別荘「軽井沢ヴィラArai」( http://www.karuizawa-villa.com )を、さらに09年6月からは、長野県下の名産物をネットで販売する「採れたて長野」( http://www.rakuten.co.jp/toretatenagano/ )を経営している。

 
 
 


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