【趣の庭】軽井沢便り
2011.9.20     
Karuizawa Journal

濱本さんの第二の人生に感激

GUAMで挑む無農薬フルーツ農園

荒井 久  


 この夏休み。日本から近い島、GUAM島に出かけた。バリ島やプーケット、南仏などには行ったことがあるが、なんとGUAM島は初めて。すぐに僕を興奮させたのは、この地で無農薬のフルーツガーデンを営む日本人、濱本久允さんだ。人を幸せにするのは金でも物でもない。自然なのだというお説。


 元々、泳ぎも得意ではなく、ましてダイビングをやるわけでもない僕。ネットショップ「採れたて長野」の運営者として、「無農薬」「南国フルーツ」「自然」などのキーワードに惹かれた。早速、濱本トロピカルフルーツワールドへのツアーに参加したのだった。

 そのフルーツワールドは島の中央部くらいにあった。濱本久允さんは37年前、27歳の時にグアム島に移住している。大学を出て銀行の入社が内定していたものの、それを振り切ってヒルトンホテルに入社。その後に、グアムヒルトンへのお誘いがあったためだという。最初から濱本さんの目は海外を向いていた。

 その後から濱本さんのジェットコースター人生が始まる。ヒルトンホテルで実績を残し、不動産業などで財をなし、大金持ちに。その後に事業の失敗などで今度は大ピンチに。大きな人生の浮き沈みを経て、「金と物」に対する興味が無くなる。「自然」と共に生きる決心をして東京ドーム6倍ものジャングルを買って開拓を始める。

 そこで、濱本トロピカルフルーツワールドを開設したのは1996年のことだ。およそ5年の歳月がかかった。にもかかわらず1997年12月16日、最大風速105mの超大型台風に見舞われ、農場は跡形もなくなった。それでもめげずに立ち直らせた濱本トロピカルフルーツワールド。今や、広大なガーデンが広がっている。


 そんなわけで、今やそんな農場内をトラクター引き入る遊覧カーが農場内を案内してくれる。不思議と2匹の犬も同行してくれる。無農薬を通しているので、収穫が少ないのだという。農場というより、自然植物園の趣き。すべては自然のままにというのが濱本コンセプトという。

 ぐるっと農場を1周してから簡単なランチ。その後にここで採れたフルーツ。スターフルーツ、ビリンビ、グアバ、マウンテン・アップル、オレンジサポテ、パイナップル、マンゴーなどなど。すっかり楽しんだ。

 これがスターフルーツ。ちょっと酸っぱくて大好き。この他にも最初の写真のように、多くのトロピカルフルーツをいただいた。



 お土産コーナーで出会ったのがまゆみさん(15)とRozalynさん(8)。まゆみさんは和歌山県の高校1年生。濱本ガーデンにはよくホームステイしてお手伝いしているのだそうだ。濱本さんのご親戚かどうか、聞くのを忘れた。僕のブログに書くのを了解してくれたので、「はい、パチリ」とやった。自分もアメブロに書いているということだったのだが、事実つい最近、僕のブログにお返事いただいた。もう日本に帰国しているのだそうだ。Rozalynちゃんは地元っ子。なんとも愛くるしかった。


 そのお店の超売り物が、このココナッツオイル。これが一番搾りだとか。凄い高価だったが、二番絞りはグンと安かった。抗酸化オイルとして、また植物性ダイエット用オイルとして有名だ。化粧品としても重用される。頭髪の抜け毛防止にも効果的らしい。


 ジャングルではこんな川上りも体験した。終戦後25年間だったか。一人でグアム島に住み続けたという横井正一さんの話も聞いた。グアムでは凄い有名人。ココナッツがあったからこそ、生き延びたという。グアムでは何もなくても暮らし続けられるという証拠になった。そういえば、蛇はいるが、毒蛇はいない。


 下にいたら、今にも落ちてきそうなココナッツ。食糧のその他に、これが果たす役割は大きい。濱本トロピカルフルーツワールドでは、ココナッツの実からココナッツミルクを作る作業も学んだ。


 せっかくだから、やはり、美しい海をお届けしておこう。遠くにサンゴ礁に囲まれた海岸は中央部に絶好な海水浴場を作る。美しい海。中ではきれいな魚に囲まれた。中でも長さ30センチほどのサユリが印象的だった。パンのかけらを与えたら、くちばしは長いけど口は小さいから大きめのパンをほうばって、「ちょっと大きいでしょ」と言わんばかりにこちらを見つめた。


  大自然はこんなとことに地球の楽園を残してくれている。誰でももう一度行きたくなる。それにしても、激しく日焼けしてしまった。


 朝のマーケットで思わず買ってしまった、大好きな海ブドウ。こんなにたっぷりあって、なんと1ドル(80円)。つまんだら結構な塩味。そこで、少し水洗い。浜辺でこれをつまみに生ビールを楽しんだ。


  西日が当たる近くの海では、夫婦らしきカップルが釣りを楽しんでいた。海岸近くでの釣り。釣竿もさほど長くはないが、結構、釣れる。魚はアジみたいな魚だった。奥さんが「ほら」と釣れた魚を見せてくれた。逆光だったのが幸いして、こんな感じの写真に、とっても喜んでくれた。

荒井 久
1945年、長野県生まれ。1968年、東京電機大学電子工学科を卒業して日本経済新聞社に入社。日経BP社で日経ニューメディア編集長、日経コミュニケーション編集長などを歴任。「コンピュータ・テレフォニー」「ビットバレーの鼓動」「モバイル・インターネットの鼓動」「Web2.0の鼓動」など著書多数。02年、株式会社ソリック(www.soriq.jp)を設立、代表取締役として現在に至る。09年1月、ソリックブックスとして藤原忠彦著「平均年収2500万円の農村」を刊行。08年06月から軽井沢の貸し別荘「軽井沢ヴィラArai」( http://www.karuizawa-villa.com )を、さらに09年6月からは、長野県下の名産物をネットで販売する「採れたて長野」( http://www.rakuten.co.jp/toretatenagano/ )を経営している。

 
 
 


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