【趣の庭】軽井沢便り
2010.11.22     
Karuizawa Journal

11月3日、紅葉真っ盛りの雲場池

軽井沢の秋は短かった

荒井 久

紅葉真っ盛りの軽井沢・雲場池

この時期になると、どうしてもお見せしたい。
紅葉真っ盛りの軽井沢は雲場池。
軽井沢六本辻近くにある静かな池だ。
「スワンレイク」とも呼ばれ、さまざまな鳥たちが佇んでいる。

このところ、とりわけ観光客が増えた気がする。
車で行ったら少し手前の駐車場を利用せねばならない。
この紅葉だから、やっぱり散策したい。
天皇陛下も軽井沢に訪れると、この池を散策されるのだという。
軽井沢の名所の一つだ。

池の周りだけを1周するなら10分間ぐらい。
近くの高級別荘地までも含めて散策するなら25分間ぐらいだ。

10月23日に紅葉が始まった

今年10月23日に訪ねた時は、こんな感じだった。
そう、ちょうど紅葉が始まったという感じ。
すでに、かなりの観光客が訪れていた。

必ずいるのは絵かきさん。心落ち着くようだ

池の畔にはスケッチブックを広げる方も。
どうやら、水彩画。
心落ち着いている様子がいい。

中村羅針さんが美しい声とギターの音を池面に響かせていた

この日、珍しい方に巡り会った。
後に分かったことだが、シンガー・ソングライターの中村羅針さんだった。
ギターと歌が上手だった。


僕と同年代で懐かしい歌も披露してくださった

いつもはこんな賑やかな場所では歌わないのだがという彼に惹かれた。
聞いてみると、もう37年も路上で歌っているのだとか。
いつもは女郎さん、遊女のお墓の前で歌うのだそうだ。
悲しかった女性たちの人生を思ってあげたいから、と。

僕のリクエストに応じて、何曲も披露してくださった。
You Tubeにアップするといったら、ご自分の曲になった。
しかも、さまざまなテンポの曲を熱唱してくださった。

素顔の素晴らしさに加えて、歯も真っ白だった

中村羅針さんという方だった。
シンガー・ソングライターとしてたくさんの曲も作ったという。
それが、僕の人生だから、と。
7年前には神戸で歌う中村さんを神戸新聞が伝えている。

こんな話も聞いてしまった。
初めて惚れた彼女を待ち続けること10年。
そこでようやく、彼女を諦めたのだそうで。
それ以来、歌の旅。
そんな想いがあちこちに漂う。

素顔が素晴らしい中村さんだった。
そして。
60歳にしても、やけに歯の白さが目立つ。

定住はしていない。
家は軽自動車なんだそうだ。
時々、手相・占などをして生計を立てているという。
歌を通じて人生を見詰めてきたから、お客さんも喜んでくれるという。

雲場池入り口のレストラン、雲場亭

こちらは雲場池正面入口の右にあるレストラン「雲場亭」。
いつものように紅葉に囲まれていた。
大きなガラス窓越しにみる雲場池もいい。

雲場池につながる水場。静寂そのもの

こちらは雲場池に流れこむ、ちょっとした水場。
なんと美しい佇まいであることか。
どこぞの高級別荘につながっている。

池の周囲の細い散歩道から、こんな風景が楽しめる

池の周辺には細い散歩道がある。
ところどころ、こんな絶風景を覗き込むことも可能だ。
池の中ではカルガモたちが遊んでいる。

何重にも重なる、真っ赤に染まったモミジ

モミジの落ち葉は、近づいてみると、こんな感じに。
何枚も何枚も拾い集めて持ち帰った。
押し花にしておいて、お手紙に挟み込んだら素敵かな。
そう思ったからだ。

紅葉も最終段階に差し掛かった

さて、そんな雲場池は11月3日頃に紅葉のピークを迎えた。
その後、約1週間で紅葉も最終段階。
正面左の大きなモミジが最後まで頑張った。

だが、今年は急に寒波がやってきて。
軽井沢も冬支度に入った。
もう、熊も出没しないだろう。

行き去る紅葉を惜しむかのような鳥たち

たぶん、カルガモの親子たち。
そのほかの鳥たちもいる。
まるで行き去る紅葉を惜しんでいるみたい。
いったい、冬のねぐらはどこなんだろう。
これから軽井沢は寒い冬。

だが、軽井沢ヴィラAraiにはスキー客やスノボー客がやってくる。
その前に、大晦日を家族で過ごすお客もやってくる。
冬の軽井沢も楽しいのだ。

荒井 久
1945年、長野県生まれ。1968年、東京電機大学電子工学科を卒業して日本経済新聞社に入社。日経BP社で日経ニューメディア編集長、日経コミュニケーション編集長などを歴任。「コンピュータ・テレフォニー」「ビットバレーの鼓動」「モバイル・インターネットの鼓動」「Web2.0の鼓動」など著書多数。02年、株式会社ソリック(www.soriq.jp)を設立、代表取締役として現在に至る。09年1月、ソリックブックスとして藤原忠彦著「平均年収2500万円の農村」を刊行。08年06月から軽井沢の貸し別荘「軽井沢ヴィラArai」( http://www.karuizawa-villa.com )を、さらに09年6月からは、長野県下の名産物をネットで販売する「採れたて長野」( http://www.toretatenagano.com )を経営している。

 
 
 


トップページ会社紹介著作権についてお問い合せ
Copyright (c) Flying Garden Rights Reserved.