【趣の庭】軽井沢便り
2010.3.1     
Karuizawa Journal

青春真っ只中!
軽井沢の雪で遊ぶ


荒井 久


「これがスノーキャンドルの写真です」とケータイメールに添付されてきた。
なんとも可愛い。

「軽井沢ヴィラArai」の玄関に通じる入り口。
こんな風に、スノーキャンドルを並べたのだそうだ。

2月8日から2泊3日のお客様は学生さんだった。
駒沢大学の旅行サークル「地域研究会 Winds」
(代表:石井京太さん)

それで、ようやく謎が解けた。
何度も何度もメールでのお問い合わせ。
何度も何度もケータイ電話でのお問い合わせ。
お問い合わせの主は、幹事を務めた1年生の天野安奈さん。
経験のない彼女のけなげな努力だった。

2月8日午後7時頃。
僕のケータイが鳴った。
「もしもし、お風呂のお湯が溜まらないんですが」
「え、お湯は出ているのですか?湯船の栓を閉めてください」

そして、再度のケータイ。
「やっぱり溜まらないそうです」
「え、栓の開け、閉めを確かめてみましたか」

どうやら別人がお風呂を沸かそうとしているようだった。
「水を無駄にしないでください」
僕はとうとう声を荒げてしまった。

これまでに経験もないほどにたくさんのメールやお電話に答えていた。
僕にそんな苛立ちがあったからかも知れない。
ああ、それにしても。
なんということをしてしまったか。
相手はこちらのお客様だというのに。

「あ、溜まりだしたそうです。ありがとうございました」
あどけなくも丁寧な電話に、僕はさらに悔やんだ。
きっと気分を壊してしまったかも知れない。

ところが翌日の朝のことだ。
「あのう、雪遊びをしたいのですが」
「ベランダの前の方の場所で遊んでもいいでしょうか」

「うーーむ。そこは最近整備したお高い別荘地だから避けた方が」
「そうそう。通りを右に出て少し上がるとお墓のある場所があります」
「そこなら雪ダルマを作ってもいいですね」

相手はお客様なのに。
なんだか僕はとっても可愛いく思えてきた。
近くにはこんな素朴な神社もあるよともお教えしたのだった。

最初の、天野さんからお電話は昨年12月初旬に遡る。
軽井沢ヴィラAraiはどんなところか。
10人で泊まれるか、などなど。

そして12月8日、今度はメールが入った。

先日お電話させていただきました、天野です。
連絡させていただくのが遅くなってしまい、申し訳ございません。
質問がいくつかありましたのでメールさせていただきました。
質問は以下のとおりです。

・付近にスーパーやコンビニはあるか。
・付近に温泉はあるか。
・2月の積雪はどのくらいか。 
・ 駐車場のスペースを自由に使ってもよいか。
(雪だるまなどを作りたいと思っています)
・雪かきやスコップは借りられるか。
・ごみの処理はどのようにすればよいか。

この問い合わせを手始めに僕とのメールのやり取りは十数回に及んだ。

通常、お問い合わせの多い方は注文ばかりが多くて上手くいかない。
実はちょっと心配した。

ところが。
騒いだりしたいのですが、コテージの周りには家はありますか?
1番近くのコンビニは徒歩でどのくらいかかりますか?
近くの病院はどこが近いか。
雪の状況はどうか。
そういった質問に及んで、天野さんの責任感みたいなものが伝わってきた。

僕も精一杯お応えしたのだが。
当日の「お風呂」の件ではとうとう、声を荒げてしまった。

それにしても、質問にお応えしたことが、こちらにも大事なことだった。
例えばこんな情報。

病院は、やはり軽井沢病院をお勧めします。
国道18号沿いにある総合病院で、内科・小児科・外科整形外科・形成外科・小児外科皮膚科・泌尿器科・肛門科・眼科耳鼻咽喉科・リハビリテーション科・麻酔科があり、急患診療は24時間対応しているからです。
http://www.town.karuizawa.nagano.jp/ctg/01400500/01400500.html

なお、さきほどお仲間の方から雪情報のお問い合わせがありました。
おおむねお電話でご納得いただきましたが、現状について、軽井沢Webカメラ映像サービスがございますのでご案内いたします。
http://www.town.karuizawa.nagano.jp/ctg/00903800/00903800.html
静止画はいつでも見られます。動画は1回の検索あたり30秒間ですが、おおよその状況は把握できます。ご参考にな
さってください。

これらの情報は軽井沢ヴィラAraiのサイトに常時掲載することにした。
考えてみれば、天野さんのご質問は大変にありがたいことだった。

そして、お帰りになってから送られてきた、楽しそうな写真。
中の囲炉裏でこんな写真。

そして2階のデッキのブランコでの写真。
きっと良い思い出を作ってくれたに違いないと思わせてくれる。
ああ、いいなあ。
青春真っ只中。

幹事は天野さんだけではなく、望月さん、鈴木さんの3人だったとか。
軽井沢ヴィラAraiをネットで見つけたのは望月さん。
軽井沢、駅に近い、安いなどのキーワードでたどり着いたという。

なんだか不思議。
そんなんでたどり着けたのだろうか。
僕は感謝の気持ちでいっぱいになった。

荒井 久
1945年、長野県生まれ。1968年、東京電機大学電子工学科を卒業して日本経済新聞社に入社。日経BP社で日経ニューメディア編集長、日経コミュニケーション編集長などを歴任。「コンピュータ・テレフォニー」「ビットバレーの鼓動」「モバイル・インターネットの鼓動」「Web2.0の鼓動」など著書多数。02年、株式会社ソリック(www.soriq.jp)を設立、代表取締役として現在に至る。09年1月、ソリックブックスとして藤原忠彦著「平均年収2500万円の農村」を刊行。08年06月から軽井沢の貸し別荘「軽井沢ヴィラArai」( http://www.karuizawa-villa.com )を、さらに09年6月からは、長野県下の名産物をネットで販売する「採れたて長野」( http://www.toretatenagano.com )を経営している。

 
 
 


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