【趣の庭】軽井沢便り
2009.8.24     
軽井沢便り Vol.14
Karuizawa Journal


憧れの「そば打ち」を目指し
「そば蒔き」から体験


荒井 久
競って芽を出した「そば」
秋の収穫が楽しみ

「おや、そばの芽だね」。
そう思った方は、相当な「そば通」だ。
筆者が蒔いたそばが、見事に芽を出した。

軽井沢町役場発行の「軽井沢 緑のおたより」で。
すぐに応募したのは4月下旬だった。
「土とのふれあい そば収穫体験者募集」とあった。
遊休農地を利用するオーナーを募集していたのだ。
種蒔きから収穫、そば打ちまで体験できる。

種蒔きが7月26日、収穫、試食が10月4日の予定。
1区画(5m×6m)で参加費は5000円だ。

そば蒔きの説明をするスタッフの方々
そばの実を手に説明する花岡さん

種蒔きのこの日。
日曜日ということもあって、首都圏からの参加も目立った。
軽井沢町からのスタッフは5名。
説明役は佐久農業改良普及センターの花岡和徳さん。
長野県農政部からの出向でこちらに来ているという。

1区間に渡されたのがこの1袋。
この半分くらいで良いとのことだった。
発芽率は100%近く。
残りは家で蒔き、小さな芽をサラダにしても美味しいとか。

「そば蒔き」には約40名が参加した
長靴の代わりにこんな姿も

一方、参加したのはご覧のように約40名。
畑は軽井沢町の南側に位置する杉瓜地区。
立派な道路の割には交通量も少なく、道路上での説明会だ。

この日は、あいにくの雨続きで畑はかなり柔らかだった。
もともと長靴の利用を求められていたのだが。
長靴が無かった方はごらんの通り。
ビニール袋を足元にぐるぐると巻きつけていた。
なにやら滑稽。

さあ、蒔くぞ。指定場所に散らばる
花岡さんの指導のもと、筆者も種蒔き

午前10時過ぎ。
一通りの説明の後に。
「さあ、蒔くぞ」とばかり、一斉に指定場所に散る。
子供たちの楽しそうな姿が印象的だった。

予め「うね」が掘ってあり、その溝に種を蒔く。
蒔いた後は左右の土を足でかぶせて軽く踏みつける。

筆者の蒔き方をみていた花岡さん。
「うーん、ちょっと多いかな」
だが、あまり多くは語らない。
しょせんは素人。楽しんでいただければいい。
そんな感じだった。

蒔いた後は足で踏む
昨年のこぼれ種が芽を出していた

種を蒔いた後に掛ける土は3センチほど。
土を深くすればなかなか芽が出ない。
一方で土が浅いと芽が出た後の苗がしっかりしない。

写真は筆者が蒔いた後に足で軽く踏みつけた跡。
なんだかプロっぽいなと自画自賛。

すでに蒔く前からそばの芽を発見。
昨年のこぼれ種が芽を出したものだという。
「雑草化している」と花岡さん。
抜いて食してみたら、甘くて美味しかった。
サラダには贅沢品だ。

筆者の畑も立派に芽を出した
近づいてみるとこんな感じ

1週間以内には芽を出しますとは聞いていたのだが。
約2週間後の8月8日。
我がそば畑を訪ねてみた。
見事に生え揃っているではないか。

なんとも大地の大いなる力を感じさせてくれる。
もっと近づいてみると。
ああ、やっぱり種が多すぎたかも知れない。
だが、間引く気にはなれない。

うねの間隔が結構あるので、みんな立派に育ってほしい。
そんな想いにさせてくれる。

「そば」といえば、あの川上レタスで有名な川上村も名産地。
http://www.toretatenagano.com/

川上村の藤原忠彦村長によれば。
レタスの連作による被害を守るためにはそばが必要とか。
何年に一度か、レタス畑からそば畑の転用を勧めている。
そのための奨励金も出しているという。

近くにはこんな看板が
軽井沢ヴィラAraiの前も整備された

入り口にはこんな看板が立っている。
「土にふれ 郷の恵に出会うとき」

種蒔きではそれほど果たせなかった参加者との交流。
収穫時、試食会ではさらに交流できるに違いない。
そして、どんな味がするのか。

ところで、同じ南軽井沢の軽井沢ヴィラArai。
http://www.karuizawa-villa.com/

南側がすっかり開発され、高級別荘地として整備された。
方向によっては、軽井沢ヴィラAraiもその一部に見える。
もちろん、まだ1軒も建ってはいない。
なにせ、1区画が7000万円から8000万円もする。
土地だけの価格で、このほかに維持費もかなり高額だ。
まあ、余計なお世話だが。

周辺では、早くも秋の気配

長雨が続いた後は天候にも恵まれているのだが。
軽井沢では早くも秋の気配。
ついでながら、秋に向けて。
軽井沢の美味しい蕎麦屋さんを紹介しておこう。

東間(とうま)
http://gourmet.kaze3.cc/03-karuizawa-minami/touma-soba.htm
完全予約制の蕎麦会席。軽井沢ヴィラAraiから徒歩7分。
蕎麦打ちにこだわり、一気に有名店に。
少しカジュアルな姉妹店「然」を近くに開店させた。

川上庵
http://gourmet.kaze3.cc/00-kyuukaru/kawakami-an.htm
旧軽の蕎麦をメインにした和食店が本店。東京・南青山や麻布でも有名。
今年7月に中軽井沢・星野リゾート内にできたハルニレテラスにも出店。
力のある蕎麦屋さんが作ると、和食はこうなるかと感心する。

かぎもとや中軽井沢本店
http://gourmet.kaze3.cc/04-nakakaruizawa/kagimotoya.htm
大衆蕎麦屋はやっぱり、ここが基本かな。
軽井沢では伝統の蕎麦屋。


荒井 久
1945年、長野県生まれ。1968年、東京電機大学電子工学科を卒業して日本経済新聞社に入社。日経BP社で日経ニューメディア編集長、日経コミュニケーション編集長などを歴任。「コンピュータ・テレフォニー」「ビットバレーの鼓動」「モバイル・インターネットの鼓動」「Web2.0の鼓動」など著書多数。02年、株式会社ソリック(www.soriq.jp)を設立、代表取締役として現在に至る。09年1月、ソリックブックスとして藤原忠彦著「平均年収2500万円の農村」を刊行。08年06月から軽井沢の貸し別荘「軽井沢ヴィラArai」( http://www.karuizawa-villa.com )を、さらに09年6月からは、長野県下の名産物をネットで販売する「採れたて長野」( http://www.toretatenagano.com )を経営している。

 
 
 


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