【趣の庭】軽井沢便り
2009.4.20     
軽井沢にも遅い春
早春の息吹を愉しむ
荒井 久

春一番にひっそりと咲く
左はカタクリの花、右は二輪草の花

軽井沢の春は遅い。
周りの木々はまだ死んだふりだ。

それでも陽だまりには春の気配。
カタクリの花や、二輪草の花がひっそりと咲いていた。
二輪草は調べてみると、図鑑に載っていたものよりも花片が多い。
もしかして、違う品種だろうか。

ちなみに、一輪草も二輪草もおんなじ様な可憐な花。
ひとつの茎から咲く花が一輪か二輪の違いのようだ。


屈んで見ると土筆が競う
丸裸の木にはスズメバチの巣の跡

土手っぱらに屈んで目を移すと、土筆(ツクシ)が競って伸びていた。
もうすっかり春だよ、と呼びかけているみたい。
その周辺には野カンゾウも芽を吹き出していた。
桜に開花はまだ10日も早い。

枯葉が落ちてばれちゃったね。
木の葉が覆い茂っていた時には、まったくわからなかった蜂の巣。
ちょっと怖いスズメバチの巣だ。

冬になると、軽井沢のちょっとした山ではよくこの巣が見つかる。
それにしても、このスズメバチの巣はとりわけいい形をしている。
残念ながら真ん中辺から朽ちかけてはいるが。


冷たい水の流れにクレソンの群生
和セリもそろそろ収穫できそう

川辺に目をやれば。
クレソン(左)と和セリ(右)が。
そろそろ食してみたい。

地元では昔、クレソンのことを台湾ゼリと呼んでいた。
なぜか誰も食していなかった。
東京に出てきて僕は、ビーフステーキの横にクレソンを発見。
なんだかとても高級に見えた。

それ以来僕は、田舎に帰って「高級食材」を自慢したのだが。
なかなか兄貴は信用してくれなかった。
セリはもっぱら和ゼリだった。
これは根っこまで湯がいて食した。


日照時間の少ない場所ではまだ蕗の薹も
ヤマウドは味噌だけでたまらない美味しさ

早くももう季節遅れになりそうなのが蕗の薹だ。
日当たりの良いところではすでに10センチほども伸びていたのだが。
日照時間の少ない寒そうなところではご覧の通り。
天ぷらに、味噌汁に美味しい。

従兄弟が差し入れてくれたのが山独活(ヤマウド)
生のまま味噌を付けていただいた。
このほろ苦さがたまらない。


タラの芽はまだ堅い
庭隅でどんぐりが芽を吹き出そうとしていた

市場ではすでに出回っているが。
まだまだ芽が堅いのがタラの芽。
陽当たりの良いところでこんな感じ。
出揃うには10日以上はかかりそうだ。

これに少し遅れて出てくるのが鬼グルミの芽。
地元ではほとんど食べないが、僕は大好きだ。
少し脂が強いが、天ぷらはコクがある。
そういえば、鬼グルミもコクがある。

ふとみたら、軽井沢ヴィラAraiの庭先で発見。
どんぐり(かな?)が芽を出そうとしていた。
可愛い。

僕は急いで少し大きめの鉢に取り込んだ。
周りにコケを敷き詰めた。
どんな感じに成長してくるのかが楽しみだ。


2階ベランダ前の左側には小川が
右側には何ができるのか

軽井沢ヴィラAraiの南側は相変わらず別荘の開発が進む。
2階のベランダから見渡すと、こんな感じだ。
ちょうど向こう側から小川の作られていて、いい感じかも。

緑いっぱいの森が無くなってしまったのは残念だが。
もしかして、ちょっと素敵に生まれ変わるかも。
今はそちらに賭けるしかない。

5月に売り出し用のパンフレットが出来上がるという。
本格的な販売はそれからだ。
この経済状況で売れるのかどうか。
実際に建物が立ち始まるには時間がかかりそうだ。


北側では星の企画が別荘を建設中
軽井沢プリンスのゴルフ場の中に結婚式場が完成

そういえば軽井沢ヴィラAraiの北側でも何か建設中。
近づいてみたら、星の企画別荘建設と表示されていた。
星野温泉関係ではなさそうだった。

そこから少し軽井沢プリンス側に行くと。
ここは昨年12月23日に完成したのだとか。
軽井沢プリンスのいわばゴルフ場の中にできた結婚式場だ。
その名はフォレスターナ軽井沢。

このところ、軽井沢ウェディングがすっかり人気になり。
ホテルなどは競って結婚式場の充実に努めている。
その火付け役は星野温泉グループだった。
そのお陰でこのところ。
結婚式の2次会で軽井沢ヴィラAraiに宿泊する方々が増えた。


軽井沢の隣町、御代田町のお花見場
昨年4月30日に撮影した

ところで、やっぱり春だから、桜。
ところが、軽井沢にはこれといった桜の名所はない。
山桜があちこちで咲くぐらいだ。

隣町の御代田町に行けば、こんなにも素敵はお花見場が。
広大なお花見場でも花見客はまばらだ。


荒井 久
1945年、長野県生まれ。1968年、東京電機大学電子工学科を卒業して日本経済新聞社に入社。日経BP社で日経ニューメディア編集長、日経コミュニケーション編集長などを歴任。「コンピュータ・テレフォニー」「ビットバレーの鼓動」「モバイル・インターネットの鼓動」「Web2.0の鼓動」など著書多数。02年、株式会社ソリック(www.soriq.jp)を設立、代表取締役として現在に至る。09年1月、ソリックブックスとして藤原忠彦著「平均年収2500万円の農村」を刊行。08年06月から軽井沢の貸し別荘「軽井沢ヴィラArai」( http://www.karuizawa-villa.com )を、さらに09年6月からは、長野県下の名産物をネットで販売する「採れたて長野」( http://www.toretatenagano.com )を経営している。

 
 
 


トップページ会社紹介著作権についてお問い合せ
Copyright (c) Flying Garden Rights Reserved.