【趣の庭】お庭拝見
2007.10.22
お隣の庭も多少は掃除することこれが他人の敷地に入り込む術です
林田 茂喜
 
 

 「スローライフを楽しみませんか」と誘われて、あちらこちらのオープンガーデンを見て回っている。オープンガーデンは、個人や企業などが自分の庭を一般に開放するわけだが、庭の美しさと同時に、他人の心を和ませようとする"おもてなし"の気持ちに頭が下がる。

 
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「庭も人との触れ合いも自然風にしたい」とオーナー
 

 個人の庭は長いこと、塀や生垣に囲われていて、外からは見えなかった。それが文字通り垣根が低くなり、気持ちもオープンマインドになってきたのでしょうか。あるいは欧米のライフスタイルの影響もあるのでしょうか。留守の時でも「庭はご自由にご覧ください」との立て札があったり、「部屋からの眺めもいいですよ」と家の中に招き入れてくれるお宅まである。

 
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冬支度の手入れが待っている
 

 庭を開放している私の知人は、英国庭園の本場コッツウォルズ地方を視察し、自然風庭園づくりに励んでいる。今では広い庭に花木、樹木、果実、ハーブ、宿根草など約500種が芝の園路を囲んで四季それぞれ異なった彩りを見せてくれる。この知人は福岡、佐賀、熊本3県の約30軒で組織する会に加わり、互いに訪問し合い、種苗や情報、技術の交換など交流を深めている。また別のグループは町内のオープンガーデンマップを作り、人の触れ合い、地域おこしに努めている。活動は点から線、線から面へと広がりつつある。
 我が家の庭はといえば、紺屋の白袴、草ぼうぼうで、とてもオープンマインドとはまいらない状態。「スローライフは忙しい」って本当です。

 
林田 茂喜 (はやしだ・しげき)
長野県出身。
通信社の記者を経て、現在、造園業を楽しむ。
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