【緑の庭】牧野植物園便り

2009.8.3      

Makino Botanical Garden News
ハマボウ

黄色の花が夏の青空によく映えます

夏のアオイ科の植物ハマボウ

富太郎博士の銅像の周りで満開に

夏井 操

 真夏の植物といえば、みなさんはどんな花を想像されますか?フヨウやムクゲ、ハイビスカスなどアオイ科の仲間は夏の暑い時期に大きく立派な花を咲かせるので、この時期を代表する花と言ってもいいでしょう。
 ハマボウもアオイ科の植物で、庭や公園で好んで育てられています。夏の青空に黄色い花が鮮やかに映え、よく見かける方も多いのではないでしょうか。


ハマボウ

■室戸の株を挿木
 神奈川県三浦半島よりも南の太平洋沿岸、四国、九州に見られるということですが、高知県ではややまれで、野生のものは高知市や県西部の土佐清水市、宿毛市、また南東端の室戸市などで咲いています。
 牧野植物園には、約10本のハマボウが南園通路沿いに枝をはり、鎮座しています。1970年、室戸市の株を挿木したもので、30年にわたり植物園の歴史を見守ってくれたシンボルツリーの一つです。

■秋の紅葉もきれいです
 昨年、50周年記念庭園を造園する際に移植が必要になり、枝と根を切り移植しました。移植は成功して、今は牧野富太郎像の周りで、元気いっぱいにたくさんの花をつけてくれています。
 ハマボウは紅葉(11〜12月)もきれいですから、秋にも、季節を変えてご覧いただきたいものです。
 ちなみに、この時期によく食卓に並ぶオクラや、繊維をとるワタもアオイ科の植物です。オクラの花を畑などで見かけたら花をよく見てみてください。この時期が開花時期で、ハマボウによく似たきれいな花を咲かせますよ。


ハマボウ


南園−牧野富太郎像の周辺ではハマボウが見頃

■見ごろを迎えています

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「夜の植物園」に向けて
ヨルガオカーテン

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50周年記念庭園
ハスやスイレンも見頃

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朝顔
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変化咲き朝顔

▼インフォメーション

8月21日(金)・22日(土)・28日(金)・29日(土)
毎年人気の「夜の植物園」開催!

8月1日(土)〜31日(月)
写真展「写真で綴る牧野植物園ウエディング」

8月21日(金)〜30日(日)
夏休み企画「食虫植物展−科学の眼でのぞいていよう!」
http://www.makino.or.jp


高知県立牧野植物園

 牧野植物園は、高知県が生んだ植物学者・牧野富太郎博士の業績を顕彰する施設として、昭和33年(1958)に、高知市五台山に開園した施設です。平成11年11月には「牧野富太郎記念館」が開館しています。
 園内には博士を生む土壌となった高知県の植物を中心に、博士ゆかりの植物など約3,000種が四季を彩られています。
 また、植物園機能とあわせて、貴重な資料を紹介する展示、研究、生涯学習の場を提供する施設などを収めた博物館が同居する総合施設は、国内では他に例がないと思われます。さらに、景観に配慮した環境保全型建築の方向性を示す優れた建築物として全国的な評価を受け、第13回村野藤吾賞をはじめ数々の賞を受けています。

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