【緑の庭】牧野植物園便り

2009.6.1      

Makino Botanical Garden News
ショウブとハナショウブ


青、紫、ピンク、それに白と、色とりどりです

雨の季節にしっとりと咲きます

ハナショウブとショウブはまったく違う種類です

夏井 操

■端午の節句に欠かせないのはショウブ
 雨露を受けてしっとりと咲くハナショウブ。今の季節、全国のハナショウブ園が多くの訪問者で賑わいます。青に、紫、それにピンクや白と色とりどりに花開いています。


ハナショウブ

 単にショウブといえば古くから端午の節句で欠かせない植物で、菖蒲湯に入って男の子の健やかな成長を祈念した人もいるかもしれません。でも、その時お風呂に入っていたのは本当にショウブでしたか?
 ショウブとハナショウブは全く違う植物です。ショウブはサトイモ科で、小さい花が集まって穂になり、しかも葉に隠れるように根元のほうで、咲きます。また、葉に独特の芳香があります。菖蒲湯に入るとき香ってみてください。


ショウブ

■ショウブはサトイモ科、ハナショウブはアヤメ科です
 それに対して、ハナショウブはアヤメ科の植物。葉がショウブとよく似ていて花が美しいため、“花菖蒲”と呼ばれるようになりました。
 花はアヤメやカキツバタによく似ていますが、これらの中では咲く時期が一番遅く、6月上旬から中旬に開花します。
 牧野植物園では、江戸時代に品種改良された古い品種を中心に保存する約100種の中から、見ごろを迎えた花を順次公開しています。

■見ごろを迎えています

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肥後系-光源氏
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長井古種-長井紅雀
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江戸系-華紫
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江戸古花-鳳凰冠
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伊勢系-桜狩
 
(県立牧野植物園 園芸課)




高知県立牧野植物園

 牧野植物園は、高知県が生んだ植物学者・牧野富太郎博士の業績を顕彰する施設として、昭和33年(1958)に、高知市五台山に開園した施設です。平成11年11月には「牧野富太郎記念館」が開館しています。
 園内には博士を生む土壌となった高知県の植物を中心に、博士ゆかりの植物など約3,000種が四季を彩られています。
 また、植物園機能とあわせて、貴重な資料を紹介する展示、研究、生涯学習の場を提供する施設などを収めた博物館が同居する総合施設は、国内では他に例がないと思われます。さらに、景観に配慮した環境保全型建築の方向性を示す優れた建築物として全国的な評価を受け、第13回村野藤吾賞をはじめ数々の賞を受けています。

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