【緑の庭】牧野植物園便り

2009.4.13      

花柱が翁の白髪のようにふさふさと伸びる

山の明るい草原に生える多年草

宮沢賢治が「おきなぐさ」の題名で短編に描く

◆花びらのようながく片

 オキナグサは山の明るい草原に生える多年草です。花は下向きに咲き、花弁はありません。花弁のように見えるのはがく片で、普通は6枚です。内側は暗赤色で無毛、外面は絹糸のような毛に覆われています。

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オキナグサ

 多数のおしべとめしべが花たくの上にらせん状に並び、花柱には長い毛が密生しています。果実になると、この毛も伸びて羽のようになり、和名の翁草は、それを白髪にたとえたものです。

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オキナグサ

◆「6月のつやつや光る冠毛」

 宮沢賢治には、「おきなぐさ」という題名の短編があり、オキナグサのことを「うずのしゅげ」と呼び、特徴を次のように記しています。
『黒朱子の花びら、青じろいやはり銀びらうどの刻みのある葉、それから6月のつやつや光る冠毛がみなはっきりと眼にうかびます』
 牧野植物園では、展示館中庭に植栽されていて、3月末から4月中旬に、黒に近い、赤い花が咲きます。

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オキナグサ

◆見ごろを迎えています

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ヒスイカズラ
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寒ボタンの園芸品種
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バイカカラマツ
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トビカズラ
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サクラソウ
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イロハモミジ
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ヒスイカズラ
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トビカズラ
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ユキモチソウ
 

(県立牧野植物園 園芸課)


◆企画展 5月10日(日)まで開催中

植物からの贈りものシリーズ第4回
「酒と植物 −草木からできる魅惑の飲みもの」

4月11日(土)〜26日(日)>
 さくらそう展

4月18日(土)・19日(日)
 えびね展

5月21日(木)〜24日(日)>
 さつきまつり

5月22日(金)〜24日(日)
 ヤマアジサイ展

詳細はコチラ http://www.makino.or.jp/event_news/frame/f_eventnews.html

高知県立牧野植物園

 牧野植物園は、高知県が生んだ植物学者・牧野富太郎博士の業績を顕彰する施設として、昭和33年(1958)に、高知市五台山に開園した施設です。平成11年11月には「牧野富太郎記念館」が開館しています。
 園内には博士を生む土壌となった高知県の植物を中心に、博士ゆかりの植物など約3,000種が四季を彩られています。
 また、植物園機能とあわせて、貴重な資料を紹介する展示、研究、生涯学習の場を提供する施設などを収めた博物館が同居する総合施設は、国内では他に例がないと思われます。さらに、景観に配慮した環境保全型建築の方向性を示す優れた建築物として全国的な評価を受け、第13回村野藤吾賞をはじめ数々の賞を受けています。

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