【緑の庭】牧野植物園便り

2009.3.30      

牧野博士ゆかりの桜、センダイヤ

満開になると

少し濃い桜色の傘になる

速水善浩
◆日本のサクラ

 日本には約10種のサクラが自生していますが、日本人に最も親しみのあるサクラのひとつがヤマザクラです。

写真
センダイヤの桜

 野生のサクラの中では、エドヒガンとともに本州、四国、九州まで、最も広く分布し、海岸近くの低地から山地まで生えています。
 今日最も多く植栽されるソメイヨシノ(染井吉野)が明治のころに現れるまでは、花見といえば主にこのヤマザクラを観賞していました。有名な奈良の吉野山のサクラもヤマザクラです。

◆牧野博士が命名

 写真のサクラは、センダイヤというヤマザクラの栽培品種で、牧野富太郎博士が高知市内の仙台屋という店の庭にあったサクラに命名しました。


写真
センダイヤ

 ソメイヨシノよりも濃色で大きな花を咲かせます。牧野植物園では4月上旬に南園の50周年記念庭園などで花を観察する事ができます。


写真
センダイヤ桜の花

写真
50周年記念庭園

◆難しいサクラの見分け

 しかしながら、サクラの種類を見分けるのは非常に難しい。同じ種の中でも個体差がとてもあって、交雑種と思われる個体も多いためです。

写真
ハス池とセンダイヤ

◆見ごろを迎えています

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ニワザクラ
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オキナグサ
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ヒトリシズカ
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キシツツジ
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トサノミツバツツジ
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シダレザクラ

(県立牧野植物園 園芸課)


◆企画展 5月10日(日)まで開催中

植物からの贈りものシリーズ第4回
「酒と植物 −草木からできる魅惑の飲みもの」

4月11日(土)〜26日(日)>
 さくらそう展

4月18日(土)・19日(日)
 えびね展

詳細はコチラ http://www.makino.or.jp/event_news/ev-04.html

高知県立牧野植物園

 牧野植物園は、高知県が生んだ植物学者・牧野富太郎博士の業績を顕彰する施設として、昭和33年(1958)に、高知市五台山に開園した施設です。平成11年11月には「牧野富太郎記念館」が開館しています。
 園内には博士を生む土壌となった高知県の植物を中心に、博士ゆかりの植物など約3,000種が四季を彩られています。
 また、植物園機能とあわせて、貴重な資料を紹介する展示、研究、生涯学習の場を提供する施設などを収めた博物館が同居する総合施設は、国内では他に例がないと思われます。さらに、景観に配慮した環境保全型建築の方向性を示す優れた建築物として全国的な評価を受け、第13回村野藤吾賞をはじめ数々の賞を受けています。

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