【緑の庭】牧野植物園便り
2008.11.10      
 黄色が鮮やかなオオツワブキ

 冬の澄んだ空気の中でひときわ目を引く

 よくみると多くの花の集まりです

北岡 憲泰


 この時期に園内で一際目をひくオオツワブキ。170mの回廊に沿って一斉に咲き誇ります。実際に見てみると、なじみ深いツワブキよりもかなり大きいことがわかります。

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オオツワブキ

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ツワブキ
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オオツワブキ

 オオツワブキは、図鑑などで九州西部の海岸付近に生育するとされますが、高知県でも沖ノ島、鵜来島(うぐるしま)に野生だと思われるものがあります。
 80cmほどに伸びた花茎に付く黄色の花は、よく観察すると沢山の花の集まりで、小さな筒状の花(筒状花)が密集し、周辺に花弁を一つ持った舌状花が取り巻いているのがわかります。

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シオギク
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ヒイラギ

 牧野植物園の回廊では、11月中旬から12月初旬にかけてこのオオツワブキの黄色い花をお楽しみいただけます。普段は、落ち着いた雰囲気のこの場所がとてもにぎやかに感じられます。
 ほかにも園内では、シオギクやシマカンギク、イイギリ、ツルウメモドキ、ヒイラギなど、冬本番を知らせる草花がかわいい姿を見せてくれています。

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シマカンギク
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キバナアマ

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ツルウメモドキ
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イイギリ

(高知県立牧野植物園 園芸課)    


▼企画展のご案内
植物からの贈りものシリーズ第4回
「酒と植物−草木からできる魅惑の飲みもの」

開催/12月6日(土)〜2009年5月10日(日)
   9:00〜17:00
主催/財団法人高知県牧野記念財団
場所/高知県立牧野植物園
   牧野富太郎記念館 展示館 企画展示室・植物画ギャラリー
料金/入園料(一般500円、高校生以下無料) 

 人間の生活に役立つ有用植物を親しみやすく紹介する「植物からの贈りものシリーズ」第4弾は、酒を取り上げます。酒は、さまざまな植物から人を酔わせる魅惑の飲みものとしてつくられ、私たちに最も長く親しまれてきた食品のひとつです。本展では、酒の原料となっている植物を幅広く紹介し、植物が持つ不思議な力に迫ります。

 
高知県立牧野植物園

 牧野植物園は、高知県が生んだ植物学者・牧野富太郎博士の業績を顕彰する施設として、昭和33年(1958)に、高知市五台山に開園した施設です。平成11年11月には「牧野富太郎記念館」が開館しています。
 園内には博士を生む土壌となった高知県の植物を中心に、博士ゆかりの植物など約3,000種が四季を彩られています。
 また、植物園機能とあわせて、貴重な資料を紹介する展示、研究、生涯学習の場を提供する施設などを収めた博物館が同居する総合施設は、国内では他に例がないと思われます。さらに、景観に配慮した環境保全型建築の方向性を示す優れた建築物として全国的な評価を受け、第13回村野藤吾賞をはじめ数々の賞を受けています。

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