【起業の庭】ベンチャー創業考
2007.04.23
Vol.3 “ 非常識 ” や感性も成功のキー「 ニッパチ 」の意味は? 成功者には共通項がある(下)
古舘 栄達
2割の優良顧客で総純利益の8割を弾き出す
 ベンチャービジネスの操業に当たっては世の中の流れ、社会の潮流に敏感である事が大切ですが、同時に成功者にはある共通する “ 感覚・感性 ” もあります。
  例えば、“ 2・8の原則 ” がその一つです。「 商売あがったりの2月と8月、つまり “ ニッパチ ” か・・・ 」 と思われた方は旧来の常識派です。ベンチャーの世界では実はそうではないのです。
  “ ワン・ツー・ワン ” マーケティング論がかつて流行った頃、“ 2・8の原則 ” は 「 2割の売れ筋商品で全商品の売り上げの8割をあげる 」 ということを意味しました。しかし、昨今のベンチャー成功組みは、「 2割の優良顧客で総純利益の8割を弾き出す 」 という経営感覚です。あなたは旧来派、ベンチャー感覚派のどちらだったでしょうか?
 
“ 非常識 ” に果敢に挑戦する強い信念と決断力
 また、“ 非常識 ” が成功に結びついたケースも少なくありません。二年前の2005年11月に名古屋証券取引所の新興企業向け市場・セントレックスに上場を果たしたアプレシオ の馬場正信社長(49歳)がその好例です。急成長の秘訣は後の機会に詳述しますが、同社長は 「 大学を卒業後迷った。教員免許もあり、大手商社マンの夢も・・・。でも当時流行っていたビデオレンタル店に就職した 」 という。ご両親はさぞ驚かれた事でしょう。
 ですが、ここで “ 非常識派 ” は非凡の才を発揮しました。今では当たり前のシステムですが 「 レンタルビデオの一泊二日制度、それも返却は翌々日の朝9時OK 」 を考案したのです。
 つまり、大卒後に安定企業・安定職業への就職という “ 常識 ” ではなく、しかもレンタルビデオ業界でもそれまでの “ 常識 ” に捉われない発想で新境地に挑んだ訳です。言葉を変えれば、平均的な世の中の常識に縛られないで、“ 非常識 ” に果敢に挑戦する強い信念と決断力が成功への道を切り拓いたといえ、それがアプレシオ創業にも脈々と受け継がれた、といえるでしょう。
 ただ同時に、普段からの広範囲での好奇心と情報収集も大事です。4月20−21日に東京ビッグサイトで開かれる 「 フランチャイズ&独立開業フェア 」 なども大いに参考になると思います。
 
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古舘 栄達 (ふるだて・ひでたつ)
東京都出身。
新聞社経済担当記者を経て、現在、日本記者クラブ・日本広報学会会員。
 


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