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「私は生まれが諫早なもので、長崎県にはウルサイですよ。長崎県内のあちこちを舞台にした映画やテレビのシナリオも、ずいぶん書いてきました。
今でも週に一回ぐらいのペースで長崎に帰っています。そんな時、普通に買って帰るお土産はカステラやからすみなんですが、自宅へというか、自分へのお土産は、長崎清水さんの『五味八珍』なんです。
諫早市役所に勤めている友人に教えてもらって以来、大ファンになりました。地元ではかまぼこのことを“かんぼこ”というんですが、まさしく幼い頃に食べたあの“かんぼこ”そのままの懐かしい味がするんですね。昔、魚屋で売ってたかんぼこ。行商の魚売りのかんぼこ。昔から舌になじんだ味ですね。実は家内も大のファンで、家の冷蔵庫に『五味八珍』は欠かしたことがないんです。我が家の必需品といっていいかもしれません。」
市川 森一 (いちかわ・しんいち)
長崎県諫早市出身。日大芸術学部卒。映画「長崎ぶらぶら節」、大河ドラマ「黄金の日日」などを手がける。芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章などを受賞。日本放送作家協会理事長。 |
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