【食の庭】食道楽
2007.01.29
あの獰猛な勢力あるヤツです 葉ニンニクとともに食べます 癖はあるけれど病み付きになります
 あの“人間の腕でも食いちぎる”という激しい獰猛なヤツである。あれが美味い。
「土佐の名物」といえば、「カツオのタタキ」を思い浮かべる諸氏が多いようだが、私のお奨めは「ウツボのタタキ」だ。タタキはカツオよりウツボの方が絶品! と言い切れる。
イラスト
 
剣舞の師匠にすすめられ、初体験
 土佐は、結構芸事が盛んだ。中でも土佐で生まれて全国に広がったものに剣舞がある。秦霊華が宗家になる。詩吟に合わせて剣の舞をするのである。時には真剣で舞う。
  この剣舞の師匠、小松霊錦さんと、はりま屋橋のたもとにある国際ホテルの地下で会食をしていた時のこと。小松さんが遠慮がちにひとつの折詰めを出してきた。控えめである。「こんなもの、お食べになりますか」。と、いう。よく見ると赤ではなく白っぽい身の魚のタタキである。
  それがウツボのタタキだ。初体験だったが、油が乗っていて、身は淡白で、結構歯ごたえもある。それを葉ニンニクと一緒に酢醤油で食べる。病み付きになった。カツオと違って、玉のニンニクではだめで、これは葉ニンニクに限る。
 
漁師は自分で食べてしまう
 ウツボだって、小さいやつではだめで、太さが二十センチ以上もあるのでないとだめだそうだ。しかも新しいものがもちろんいい。漁師も網に掛かったらたいていは、いいものだと自分のところで食べてしまうそうだ。だからなかなか市場には出回らない。
  小松さんは、土佐の市場の知り合いに頼んでおいたのが手に入ったので、手造りをしてわざわざ持ってきてくれたのだ。いや、ウツボの精が乗り移ってくるように美味かった。
  それからというもの、土佐の店を探し回って、送ってもらうことにしたが、なかなか手には入らない。でも、一度食べてみてください、酒の肴に最高の、珍味です。
 
絶品!うつぼのタタキ 【土佐料理 司】
写真 高知の室戸岬地方を中心に、食べられている「うつぼ」。見ためのグロテスクさを裏切る淡白で豊潤な味わい。うつぼには小骨が多く、料理に高度な技術を要するので、一般にはあまり流通していません。高知では、タタキのほか、唐揚げや煮こごりにして食べます。うつぼのゼラチン質は大変栄養があり、スタミナ効果も抜群です。
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